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BIGBANGのT.O.Pとしても知られるチェ・スンヒョンとクォン・サンウが出演する映画『戦火の中へ』が19日(土)から公開になるのを前に、主演のスンヒョンとイ・ジェハン監督がインタビューに応じた。
映画『戦火の中へ』は、朝鮮戦争時の韓国を舞台に、戦闘経験のない71人の学徒兵たちが北朝鮮軍を前に戦い抜く姿を主軸に、それぞれの家族への想い、極限状態の中で育まれていく若者たちの友情を、熾烈な映像で描いた作品。
ダンスヴォーカルグループ“BIGBANG”のメンバーとして活躍し、2009年には日本でもメジャーデビューを果たし、大人気を得ている一方で、ドラマ『アイリス−IRIS−』にも出演するなど俳優としての顔も見せるスンヒョンだが、意外にも本格的な長編映画出演は本作が初。それもいきなりの主演抜擢だ。スンヒョンは「“自分自身の感性を表現する”という意味では、音楽活動と俳優業に大きな違いはありません。しかし、映画出演を通じて自分をさらに表現する方法や、感性を伝える方法を学びました。それは今後のステージパフォーマンスにも役立つと思います」と分析する。
しかし、長編映画初出演にして初主演。さらに彼が演じたオ・ジャンボムは、71人もの学徒を率いる中隊長役だ。撮影現場に不安はなかったのだろうか? ジェハン監督はスンヒョンを「彼は撮影現場で非常にユニークなポジションにいました。彼は大スターですが、俳優としてはベテランの大先輩に囲まれた新人です」と分析した上で、「しかし、彼はスターだからどこか神秘的で、リーダーとして振舞わなくても、みんなが彼に惹きつけられたし、結果として“彼に引っ張られる”ことになりました。同時に彼も先輩の話に常に耳を傾け、俳優さんたちとうち解けていく姿勢をもっていました」と振り返る。映画でのスンヒョンはステージの彼からは想像できないほど、憂いのある表情を浮かべ、泥だらけ、血だらけになりながら決死の覚悟で戦いに臨む青年を演じており、スンヒョンが、アーティストとしてのキャリアや実績を映画の世界に一切持ち込まなかったことが伺える。
そんなスンヒョンと韓国で起こった史実を得て、ジェハン監督が本作で描きたかったのは“戦火の中で生きる人間の感情”だという。本作では、映画の約3分の1で何かしらの爆破が行われるほどハードな戦闘描写が続き、そのために使用した火薬は約2トンを記録したが、ジェハン監督は常にそこで生きる“俳優たちの表情”をカメラで捉え続けた。「この映画は、“殺戮の現場”を描いた作品ではありません。私はこの映画で“戦場に置かれた人間の姿”を描きたかった。だから、どんな場面であっても、そこに生きる人間の感情を入れることは大切なことでした」。先日行われた会見でジェハン監督は「人間が抱えられる最も大きな悲劇と苦痛が戦争です。そんな戦争の苦痛と悲劇を2時間の中に込めたいと努力しました」と報道陣に語りかけている。
『戦火の中へ』
2月19日(土) 角川シネマ新宿ほか全国ロードショー
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