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有川浩の同名小説を映画化した『阪急電車 片道15分の奇跡』の製作報告会見が22日に都内で行われ、中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、南果歩、芦田愛菜と三宅喜重監督が登壇した。
映画『阪急電車…』は、宝塚と西宮北口を約15分でつなぐ私鉄・阪急今津線を舞台に、後輩に婚約者を寝取られた女性(中谷)、恋人のDVに悩む大学生(戸田)、奥様との付き合いに疲れる主婦(南)、息子夫婦との関係がうまくいかない老婦人(宮本)ら世代を超えた人々のドラマを丁寧に描き出す作品。
婚約者を同僚に寝取られ、純白のドレスで元婚約者の結婚式にあだ討ちに行く女・翔子を演じた中谷は「最初に台本を読んだときには『なんて非常識なんだろう』と思ったんですが、これって多くの女性がもし、恋人を寝取られたりして、怨むような気持ちになったときに“本当はしてみたいけれど、絶対にできない”こと。私はこの役を通じて、この職業に与えられた意味がようやくわかった気がします。お客様が日常生活でできないようなことを、代わりにするのが私の仕事なのかな、と思いました」とコメント。兵庫県出身の戸田は「6年半ぶりぐらいに阪急電車に乗ったので、懐かしくて、阪急電車の独特の空気感に落ち着きました。中谷さんは昔から憧れの女優さんのひとりで、これからもついて行きたい。よろしくお願いいたします」と、中谷と互いに頭を下げ、報道陣の笑いを誘った。
また、宮本は「この映画が非常に後味のいい、幸せになることは間違いない」、南は「半径5メートルぐらいの身近で小さな幸せをみつけるきっかけになる映画になると信じています」と語り、芦田は「(自身が演じた)亜美ちゃんはとても元気な女の子で、私に似ていて演じやすかったです。あと、犬と撮影するシーンが多かったので、私も犬を飼ってみたいと思いました」と笑顔を見せた。
実際に阪急電車のホームや構内で撮影が行われた本作。昼間の撮影では通常のダイヤが運行中のため、三宅監督は「10分ごとに電車が入ってくるので、反対線のことも考えると実際は5分ほどで、スタンバイして収録をして……なので実際にはほとんどリハーサルもできず、NGも出せないという中でみなさん、今さらながら本当に大変だったと思います」と俳優陣に感謝の言葉を述べた。
『阪急電車 片道15分の奇跡』
4月23日(土) 関西先行公開
4月29日(金・祝) 全国公開
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