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第83回米アカデミー賞は『英国王のスピーチ』に【第83回アカデミー賞総括・1】
2011年02月28日 15時14分 [映画祭]
『英国王のスピーチ』場面写真より(C)2010 See-Saw Films. All rights reserved.

第83回アカデミー賞は『英国王のスピーチ』が作品賞に輝き、同作を手がけたトム・フーパー監督が監督賞に輝いた。

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『英国王のスピーチ』は、幼いときから吃音に悩まされ、内気な性格となったジョージ6世が、兄の王位放棄のためにハンディキャップを克服して真の国王となるまでを描いた物語。

開催前には多くの関係者が、本作と世界最大のSNSサイト“フェイスブック”創設の物語を描いた『ソーシャル・ネットワーク』が2強と予想していたが、結果は『英国王のスピーチ』が作品、監督、脚本、主演男優の4冠を獲得。今年のオスカーの主役の座にたった。

英国王室の知られざる実話を基にした本作だが、その内容は決してロイヤル・ファミリー固有のものではなく、家族との関係や自身の将来の不安に悩む男性が、よき教師であり友人、そして愛する妻と家族に支えられながら、自身のハンディを克服していく普遍的な物語が描かれている。また、第二次世界大戦前の暗い時代を描いた作品でありながら、ユーモアやウィット、そして時に“少々過激”なセリフの数々が挟み込まれ、重厚なドラマに豊かな奥行きを与えていることも、高い評価につながったのではないだろうか。実際、日本の上映劇場では上映中、観客から繰り返し大きな笑いが起こり、上映後には感動で目を赤くした観客が多く見られた。また、本作で主演のコリン・ファースと並ぶ名演を見せ、自身で製作総指揮も務めたジェフリー・ラッシュの存在が、本作のオスカー受賞に大きな役割を果たしたことも、賞賛されるべきではないだろうか。

■第83回アカデミー賞受賞
【作品賞】『英国王のスピーチ』
【監督賞】トム・フーパー『英国王のスピーチ』
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