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雑誌「ぴあ」調査による3月5日公開の映画の満足度ランキングは、人気アニメ『ドラえもん』の劇場版31作目となる『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』がトップに輝いた。2位に名曲“アメイジング・グレイス”の誕生秘話にまつわるひとりの政治家の人生を描いた『アメイジング・グレイス』が、3位に医学の発展に貢献した実在の日本人化学者の物語『さくら、さくら −サムライ化学者 高峰譲吉の生涯−』が入った。

上位作品の画像

1位の『映画ドラえもん…』は、1989年に公開された『のび太と鉄人兵団』のリメイク作品で、地球を征服しようとする鉄人兵団と戦うドラえもんとのび太たちの冒険を描く。出口調査では「友だちを助けようとするシーンに感動した。僕も友だちを大切にしたいと思った」「ロボットの“ザンダクロス”と、男らしいジャイアンがカッコよかった」「テレビと比べると道具がたくさん出てきて、ドラえもんの表情も面白い」など子どもたちから大人気。また大人からも「物語もSF映画としての論理も完璧。こんなドラえもん映画を待っていた！」「好きな作品のリメイクで期待と不安があったけれど、キャラクターたちとの心の交流に感動して涙が出た」などの声が挙がった。

2位の『アメイジング・グレイス』は、奴隷制廃止を訴えたひとりの政治家と、彼が愛した賛美歌“アメイジング・グレイス”の知られざる物語。観客からは「曲がどのような環境で生まれたのかを上品に描いた素晴らしい作品」「社会をよくしようとする主人公の姿に深い感銘を受けた」「歴史的な背景の重きを置いているので、知らないことが多く勉強になった」など、幅広い世代から高い満足度を集めた。

(本ランキングは、2011年3月5日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

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