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現在開催中の第3回沖縄国際映画祭で『幸運の壺 Good Fortune』が上映され、主演のほっしゃん。、佐津川愛美、藤森慎吾（オリエンタルラジオ）、小川通仁監督が舞台あいさつに登壇した。

映画『幸運の壺 Good Fortune』舞台あいさつの模様

本作は人気芸人のほっしゃん。を主演に大抜擢した、奇想天外なコメディ・ドラマ。“幸運の壺”を手にした男の人生が次々と狂い出す様、人間が極限に追い詰められた際の可笑しさ、人間の隠れた側面をあぶり出していく。運良く？　運悪く？　幸運の壺を手に入れた売れない役者・袴田に大抜擢されたほっしゃん。は、「主役に大抜擢、大抜擢！　と言われるんですけど、自分としてはそういう意識ではやっていないんですよね。でも、やっぱり大抜擢なのかなぁ（苦笑）」と、笑いを誘うコメントで会場を和ませ「幸運の壺なんだけれど、それが運んでくるのは幸運とは限らず、ちゃうね〜ん！　そうじゃないね〜ん！っていう、自分の思わくと違う方向へ流れていくストーリーが面白いんです」と作品の見どころを語った。

また、“ほっしゃん。主役に大抜擢！”の決め手について小川監督は、「普通の人間が持っている良い面、悪い面を表現できて、哀愁があって、しかも狂気を表現できる人は誰か……と考えて、ほっしゃん。さんにお願いしました」と、キャスティングの経緯を明かした。ほかにも、袴田の妻役に麻生久美子、袴田に幸運の壺を与えるマンションの管理人役に戸田恵子など、実力派俳優とのコラボレーションも見どころ。そんな演技派揃いのなか、アイドルオタク役としてピンポイントで出演している藤森は、「初めての経験だったので、すべてが難しかったです。（出番が限られているので）見落とさずに見てほしい」とアピールした。

本映画祭は東北地方太平洋沖地震のチャリティーとして開催されており、「この映画を見て元気になって、その元気を伝えてほしい」（ほっしゃん。）、「映画祭に参加することでチャリティーのひとつとして自分も役に立てるかなと思う」（佐津川）とエールを送った。

「第3回沖縄国際映画祭」
3月22日（火）〜27日（日）
宜野湾市　沖縄コンベンションセンターおよび周辺地区で開催中

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