タレントweeker

26日、板尾創路監督の最新作『月光ノ仮面』が、現在開催中の第3回沖縄国際映画祭でワールドプレミアとなり、主演も兼ねた板尾監督、俳優の國村隼、後輩芸人の矢部太郎が、レッドカーペットを歩き、舞台あいさつを行った。

その他の写真

本作は昭和22年を舞台に、戦争によって記憶を失くした落語家が自身の記憶をたどり、再び落語にめぐり合う物語。主演を兼ねる板尾監督は、「前作の『板尾創路の脱獄王』もそうですが、個人的に昭和の時代が好きで、昭和の人間や街を再現したかったんです。自分が面白いと思う映画を作りたかった」と、作品へ込めた自身の想いを語った。そんな板尾監督作品に『板尾創路の脱獄王』に続いての出演となる國村は、役者であり監督である板尾について「彼の描く作品は、文学に例えるなら純文学だと思う。きっちりとした世界観、きっちりとした色合いがある」と称えた。

同映画祭に3回連続の参加となる板尾監督は、「自分の作品を持って参加できたことが嬉しい」と、喜びを噛みしめ、3回目のコンセプト“エール、ラフ＆ピース”については、「東北地方太平洋沖地震が起き、映画祭を止めたとしてもやったとしても、どちらも正解だと思うんです。けれど、自分たちにできることをやる方が絶対に意味があると、日に日に実感しています。僕らはエンターテイメントを作ることしかできないけれど、感動や笑顔が少しでもみなさんの心に生まれたら嬉しい」と熱い想いを語り、最後に「難解な映画になってしまったけれど、ストーリーを追うだけでなく、映像や音も楽しんでほしい」と、見どころを伝えた。

「第3回沖縄国際映画祭」
3月22日（火）〜27日（日）
宜野湾市　沖縄コンベンションセンターおよび周辺地区で開催中

• 「第3回沖縄国際映画祭」特集
• 34歳でヤンキー役。ピース綾部、初主演映画がお披露目
• 「今の日本人に必要なメッセージ」英国人監督が沖縄映画祭に登壇
• AKB48が沖縄映画祭でチャリティ活動。新プロジェクトも開始
• 大森一樹監督、東北ロケの『津軽百年食堂』に「映画の運命を感じる」
• 余震と闘いながら編集したキム兄監督3作目が完成
• 再び勇気と元気と絆を！ 板尾&ザボーガーが日本にエール