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新垣結衣と生田斗真主演の映画『ハナミズキ〜君と好きな人が百年続きますように』のブルーレイ＆DVDが発売されたのを記念して、新垣がインタビューに応じた。

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英語セリフ、大規模な海外ロケ撮影、ひとりの人物の10年間を演じるなど、これまで以上に挑戦の多かった本作。しかし、新垣は「現在の年齢だから、学生役もできるし社会人役もできたと思います。それと環境の変化によって身なりの変化をつけることができたので、そこは楽しんでできました」とした上で、「私も紗枝と同じ状況ではないにせよ、学生の頃は学校に通って青春時代もすごしましたし、将来に悩む時期もありました。だから自分と重なるところがたくさんあったんだと思います」と振り返り、「完成した映画を観たときに、まるで“自分の過去”を観たような気分で、まるで自分の一部になったような作品」という。

本作は、ひと組の男女のラブストーリーが主軸に描かれているが、同時にそれぞれの登場人物が周囲の人々と関わり、時に支えられながら成長していく姿を描いた人間ドラマでもある。中でも新垣と紗枝の母を演じた薬師丸ひろ子の共演シーンは、思春期の娘と親の普遍的なドラマを描いている。「薬師丸さんは言葉では言い表せないほどの“大きなもの”をまとった方でした。共演は初めてだったんですが、薬師丸さんがお母さんとしてそこにいるだけで“お母さんの空気”になるんですよ。それに、演技の上でふれることがあっても“他人の距離”じゃないんです。お芝居であればどこかで遠慮してしまう瞬間もあると思うんですけど、そういう気持ちの距離がまったくない。それがすごく印象的で、その場所のすべてを包んでくれる広さと深さがあって感動しました。ふたりの恋愛が主軸の映画だけど、紗枝を支えてくれた人たち、特に薬師丸さんの存在は大きかったですね」。

その証拠に本作は公開時、若い観客だけでなく幅広い年齢層の観客から支持されヒットを記録した。「実際にあるような出来事を描いていて、その中で小さな奇跡が起こって、でもその奇跡も大げさではない。ラブストーリーはもちろんですけど、家族の話も描かれてますし、広い層の方にとってどこかしらで共感する部分があったんだとと思うんです。私自身も恋する気持ちは知っていますし、親に対するちょっとした反抗心もあったし、でも『やっぱり親は親なんだな』とも思いますし…だから、もし自分が出ていなかったとしても、きっと自分と重ね合わせて観たと思います」。

『ハナミズキ』
DVD・Blu-ray発売中
『ハナミズキプレミアム・エディション（2枚組）』価格：7140円（税込）
『ハナミズキスタンダード・エディション』価格：3990円（税込）
『ハナミズキブルーレイ』価格：4935円
発売元：TBS 　販売元：TCエンタテインメント
(C)2010映画「ハナミズキ」製作委員会

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