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人気バンドGalileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)の同名曲から生まれた映画『管制塔』が、ロケ地となった稚内での先行公開に続き、9日(土)から東京と大阪で公開されるのを前に、三木孝浩監督がインタビューに応じた。
『管制塔』は、稚内で暮らす15歳の中学生・駈(かける)と、家庭の事情で転校を繰り返しながら彼の通う学校に転校してきた少女・瑞穂が、自然に惹かれあいながら、互いの居場所を見つけようとする姿を描いた青春ドラマ。
三木監督が本作の企画を立ち上げたのは、昨年の初夏のこと。「Galileo Galileiのライヴやドキュメンタリーを観て、彼らが育った稚内の風景が本当に良かったのと、彼らが最初につくった『管制塔』が本当にいい曲だったので、ドキュメンタリーじゃなくて、彼らのエピソードを少しずつ盛り込んだオリジナル・ストーリーを作ろうと思ったんです」。そこで三木監督が描いたのは、毎日の生活の中で居場所のない男の子と女の子が偶然に出会い、互いに身を寄せていく青春物語だ。「恋愛とも親友関係とも違う“絆”や“お互いを想う気持ち”が、『管制塔』という曲に含まれている気がしましたし、この楽曲自体に10代にしか作ることのできないエヴァーグリーンな魅力があったので、物語も自然と普遍的なものになりましたね」。
そんな普遍的な青春ドラマを体現したのは、本作が映画初主演となる山崎賢人と、映画『告白』で注目を集めた橋本愛。「ふたりとも良い役者だから、こちらから細かく指示しなくても、いい表情を撮ることができました。 “このタイミングでしか撮れないふたり”を収めることができたと思います。ふたりは、まだそこまで有名な俳優さんではないかもしれませんが、逆に“色”がついてない分、観客のみなさんが自分の姿を重ねられて、より感情移入しやすくなっていると思います」。
本作は、音楽を基に誕生した作品だが、三木監督がこだわるのは“青春映画としての普遍的な魅力”だ。「この映画に描かれていることって“普通の話”なんですよ。状況が違えど誰もが経験している話だと思うので、映画を観ることで自身の思い出に少しでも触れてもらえたらいいなと思いますし、バンドのことを知らない人が観て『Galileo Galileiの曲っていいな』と楽曲の良さを知った上で、また改めて作品を楽しんでもらえたらうれしいですね」。
『管制塔』
4月9日(土)〜22日(金) 新宿バルト9、梅田ブルク7にて2週間限定公開
(C)2011 Sony Music Entertainment (Japan) Inc./ SME Records Inc.
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