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『名探偵コナン』の魅力を戦場カメラマン渡部陽一が分析
2011年04月14日 13時38分 [邦画]
『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター) 』でゲスト声優を務めた渡部陽一

人気アニメシリーズの映画第15弾となる『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』が16日(土)から全国公開されるのを前に、本作にゲスト声優として出演した戦場カメラマンの渡部陽一がインタビューに応じ、『名探偵コナン』の魅力とシリーズに寄せる想いを語った。

本作でアニメーションの声優に初挑戦した渡部は「カメラマンとして撮影することが僕の仕事ですので、アフレコで他の役者さんとスピード感をもって会話をするというのは不安もあり、『僕自身でいいのだろうか?』という想いがありました」と振り返るも、「こうして参加させていただいて、スタッフの方の労力や集中や作り込みに改めて頭が下がる思いです。ひとつひとつの丁寧な、時間がかかったとしても組み立てていく正確さ。そこを自分自身の仕事にもしっかり取り込んでいきたいと感じました」と語る。

自身も映画館に頻繁に足を運ぶという渡部は、『名探偵コナン』の最大のテーマを“他人の痛みをわかること”だと分析する。「今回の『…沈黙の15分(クォーター)』の中でも、大切な言葉がありました。“言葉は刃物である”。他人をいたわったり困ってる人を助けたり、思いやりのキーワードが第1作から今回の第15作まで必ず入っている。それこそが『名探偵コナン』の最大の魅力であると僕は感じています。また、コナンくんは大人から見ても魅力ですね。クールな一面もあるんですけれども、友達を必ず守り、いつも気にかけてくれている、友達がケンカをしてれば仲裁に入り、大人の一面を見せながら“子どもの言葉”で語る。男として魅力ある男ですね」。

熾烈な戦場を数多く渡り歩いてきた渡部は「戦場の子供たちの唯一の楽しみは日本のアニメであった、という状況を世界中で見ることが出来ました。電気もガスも水道もない中で夜、村人がお金を集めて購入した自家発電機でVCDとテレビをつけて、日本のアニメをみんなで見るんです。そして子どもたちが久しぶりの笑顔を浮かべていたんですね。それを見たとき日本人としてやっぱりうれしかったです」と笑みをみせる。自身も一児の父であり、戦下の子どもたちを真摯に見つめ続けてきた渡部が寄せる『名探偵コナン』への想いは大きい。「僕は『名探偵コナン』を観ると“子供たちは決して捨てたものではない”と感じます。子供たちにたくさんの挑戦するチャンスや機会や出会いの場を、どんどん提供してあげてほしいという思いがあります。子供たちは何も言わないかもしれません。でも必ず子供たちは感じとっています」。

劇場版15周年記念作となる『…沈黙の15分(クォーター)』は、雪深い村を舞台に、かつてダム建設のために地図から消えた村の因縁と、都知事へ届いた脅迫状の間に潜む謎と“たったひとつの真実”に名探偵、江戸川コナンと仲間たちが迫る物語。

『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』
4月16日(土)公開

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