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16日(土)から日本公開される映画『孫文の義士団』の公開記念イベントが14日に都内で行なわれ、ゲストに内田裕也が登場した。

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『孫文の義士団』は、アクション俳優ドニー・イェンやニコラス・ツェーら中国、香港の人気俳優が集結した歴史劇。革命家・孫文を500人の刺客から守るために立ち上がった義士団8人の勇姿を描く。

辛亥革命を起こした孫文を主題にした本作に内田は「中国に関心を持っていて辛亥革命という大きい波にも興味があった。今は自己を省みないで、正義と国のために命を捧げる義士団のような人たちが少ない。原点に返って、国家とはなにかと考えさせられ、いかに革命というものが難しいのかを実感した」とコメント。

阪神淡路大震災のときも支援活動を行い、今回は宮城県石巻市を訪れている内田は「義士団のような本気の政治家がいない！」と訴え、「今はカッコつけている場合ではない、あまりの凄さに唖然とした」と被災地の現状を報告。そして「10％の正義感を持つことが人間として大事だと思う。自分は10％の正義感に突き動かされてやっている。継続こそ本当の“義”だと思う。地味でも体力が続く限り支援し続けていきたい」と話した。

最後に内田は「中国独特のカラーが出ていて、アクション映画としても凄く面白かったし、出ている俳優さんはみんな素晴らしい。良い顔をしていて、嘘っぽいやつがひとりもいなかったのが嬉しかった。日本映画もやたら多く制作されているが、本物かニセモノかを見分ける目が必要。“多作の中から傑作は生まれる”と言われているので、日本映画もがんばってほしい。楽しんでくださいとは言えないですが、辛い気持ちでシニカルにご覧になると面白い映画だと思います」とPRした。

『孫文の義士団』
4月16日(土)より、シネマスクエアとうきゅうほか、全国順次ロードショー
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