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九州新幹線の全線開業に伴い定期列車としての運行を終了した485系の解体イベントが、17日に北九州市の九州鉄道記念館で行われ、九州新幹線をモチーフにした映画『奇跡』に主演した前田航基、前田旺志郎、音楽を手がけた岸田繁と是枝裕和監督がゲストとして登場した。
1964年に北陸でデビューし、翌年から九州でも運行を開始した485系は“つばめ”や“にちりん”“有明”など多くの車両が鉄道ファンから親しまれてきたが、このほど九州で定期列車としての運行を終了した。
当日はイベント後に解体した列車の部品を抽選でプレゼントされるとあって前田航基は「ぼくは余ったらもらえるらしいけど、ほしいものがなくなると寂しいので秘密にしておきます」と語り、前田旺志郎は「監督はとても優しくて思い出たくさん。休み時間もずっと楽しかった。撮影中はSL人吉をみたことがあって、すごいかっこよくて印象に残ってる」とコメント。大の鉄道好きとしても知られる岸田は映画『奇跡』について「電車の描かれ方として、415系がそんなにでてこなかったけど、817系(JR九州区内を走る2両編成の電車。劇中では主人公の兄弟が“奇跡”を目撃するために、それぞれの住まいから目的地へと向う際に817系列車に乗り込む)とか新幹線とかでてきて、描かれ方も乗客の目線で過剰な演出がなくてよかった」と評した。
前田兄弟はオーディションで選ばれ本作への出演を決めたが是枝監督は「最初、男の子と女の子が出会う話にするつもりだったけど、この兄弟に会って、全部脚本を変えて兄弟の話にしちゃった。あまりに魅力的で。僕の映画は暗いほうが多いけど今回は前向きな話になったと思う」と振り返り、その後に行われた囲み会見では「今日本当に電車が好きなみなさんに会って、恥ずかしいと思いました。今後はもっと電車に詳しくなりたいと思います」と述べた。
映画『奇跡』は、離婚した両親が復縁することを願いながら母と祖父母と鹿児島で暮らす兄・航一と、福岡で父と暮らす弟・龍之介の兄弟がある日、「九州新幹線開通式の日に、博多から南下する新幹線“つばめ”と鹿児島から北上する新幹線“さくら”が行き交う瞬間に“奇跡”が起こる」という噂を聞きつけ、“奇跡”を目撃するために奔走する物語。
『奇跡』
6月11日(土)より新宿バルト9ほか全国公開
※6月4日(土)より九州先行公開
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