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原監督&麻生久美子が語る映画『カラフル』の“普遍性”
2011年04月20日 15時50分 [邦画]
映画『カラフル』を手がけた原恵一監督と麻生久美子

昨夏に公開された原恵一監督の最新作『カラフル』のブルーレイとDVDが本日発売された。そこで、発売前に原監督と、本作で主人公の母の声を演じた麻生久美子がインタビューに応じた。

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『カラフル』は、死んでしまった“ぼく”の魂が、自殺した中学3年生、小林真の肉体にホームステイすることで、前世の罪を思い出し、現世での再チャレンジを得ようと奮闘する青春物語。

声のキャスティングについて「僕の作品は日常のシーンが多いので、自然な雰囲気をつくりたい。そのためには“生身の雰囲気”を感じさせる声が合っているんです」と語る原監督にとって、麻生の起用は“念願”だったようだ。「麻生さんの声はずっと昔から好きでしたし、俳優さんとしてもファンでした。だから正式にお願いをして返事がもらえるまでは心配でしたし、ドキドキでしたね」。しかし、そんな原監督の心配は杞憂に終わったようだ。麻生は「もともと監督の作品のファンでしたから夢でも見てるみたいな感じでした。だから、お話をいただいたときは、どんな話かを聞く前に『やります!』って。即答でした」と振り返る。

本作は少しファンタジックな設定を持つ物語だが、そこに描かれているのは極めて普遍的な思春期の感情だ。麻生は本作の魅力を「学校や家族の問題や悩みって、今後も変わっていかないだろうし、この先も真と同じ悩みを抱えている人は出てくると思う。だからこそ、この映画は古くはならないと思う」と分析し、原監督は「僕も若い頃に、自分が生まれるより前の作品に出会って、感動させられたり打ちのめされたりしてきたので、自分が作る側になったら少しでも“寿命の長い作品”を作り続けたいという願いを常に持っています」という。

普遍的な魅力をもつ作品でありながら、原監督が「アニメーションでありながら、これまでのアニメーションでは試みられてこなかったこともできて、評価ももらえた幸運な作品」と語る映画『カラフル』。劇場公開時にも多くの観客が本作に賛辞をおくったが、今回のソフト化を機にさらに多くの観客が本作の魅力を発見するのではないだろうか。

ブルーレイ&DVD『カラフル』
4月20日(水)リリース
完全生産限定版(Blu-ray+DVD) 7875円(税込)
通常版 Blu-ray 5250円(税込)
通常版DVD 3990円(税込)
発売:アニプレックス
販売:ソニー・ミュージックディストリビューション
(C)2010 森絵都/「カラフル」製作委員会

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