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米の超人気バンド“メタリカ”のライブ映像とアクション映像を融合させた新作映画『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』が間もなく公開になる。本作で彼らが目指したのは単なるドキュメンタリーやステージ映像ではなく“誰も見たことがない映画”だという。10分超におよぶ特別映像でメンバーが作品に対する想いを語っている。
本作は、1983年のアルバムデビュー以来、数々の傑作、ヒット作をリリースし続けるメタリカが、映画のために行ったライブパフォーマンスを24台のカメラを用いて撮影した素材と、彼らの音楽からインスパイアされたドラマ映像を融合した3D映画。『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーンがドラマ・パートの主演を務めている。
このほど公開された映像は、メンバーのラーズ・ウルリッヒ、ジェームズ・ヘッドフィールド、カーク・ハメット、ロバート・トゥルージロを中心に、監督、プロデューサー、デハーンへのインタビューとメイキング映像を編集したものだ。インタビューでジェームズは「挑戦を受け入れるのがメタリカの方針だ」と語り、ロバートは「メタリカの世界では何が起こるかわからない」と宣言する。
本作ではまず、巨大アリーナを貸しきって撮影のためにライヴが行われた。そこには最新のステージセットと、彼らの歴代のツアーで好評を博した仕掛けが持ち込まれ、現在進行形にして“ベスト”のメタリカのステージが披露される。ポイントはこのステージが“撮影”を目的にしたものだということだ。もちろん客席は超満員で大きな盛り上がりを見せるが、単なる“記録”撮影と異なり、カメラはステージのど真ん中や、観客のまん前に陣取り、撮影用クレーンがステージを横切る。これまでのライヴDVDでは決して観ることができなかったアングル、距離で展開されるステージは圧巻だ。
さらに彼らは本作に“ドラマ”のパートを持ち込むことを決めた。物語はデハーン演じるツアー・スタッフがライヴ中に、ある場所まで荷物を取りにいく、というシンプルなものだが、なぜかアリーナの外は想像を絶する恐ろしい場所へと変貌している。自動車は火を噴き、ガスマスクの男が馬で疾走する。暗く、不気味で、ダークな世界には過去のメタリカのジャケットや歌詞を連想させるアイテムや描写がふんだんに盛り込まれている。
最新鋭の3Dカメラを駆使して彼らの“音楽”を映し出し、ドラマパートで彼らが約30年に渡って描いてきた“世界観”を提示する。どちらが欠けてもメタリカの“すべて”を映画化したことにはならない。映画好きで知られるカークは「物語とライヴ映像はバランスがとれている。そして十分なホラー要素が物語を暗く冷たい感じにまとめている」と分析し、ラーズは「捉え方は人それぞれだが、独特な作品なのは確かだ。こんな映画は他に見当たらない」と完成度に自信を見せている。
『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』
11月22日(金) 全国ロードショー
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