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三谷幸喜、念願の再演。舞台『国民の映画』開幕
2014年02月10日 19時50分 [演劇]
前列左から、三谷幸喜、渡辺徹、段田安則、小日向文世、吉田羊、風間杜夫、小林勝也。後列左から、秋元才加、小林隆、新妻聖子、シルビア・グラブ、今井朋彦、平岳大
前列左から、三谷幸喜、渡辺徹、段田安則、小日向文世、吉田羊、風間杜夫、小林勝也。後列左から、秋元才加、小林隆、新妻聖子、シルビア・グラブ、今井朋彦、平岳大

2011年に初演、読売演劇大賞をはじめ、数々の賞に輝いた三谷幸喜作・演出の舞台『国民の映画』が2月8日、東京・PARCO劇場で開幕。前日の7日には公開稽古が行われ、三谷をはじめ主演の小日向文世、段田安則、渡辺徹、吉田羊、シルビア・グラブ、新妻聖子、今井朋彦、小林隆、平岳大、秋元才加、小林勝也、風間杜夫ら出演陣が会見を開いた。

舞台『国民の映画』チケット情報

1940年代のドイツ・ベルリンを舞台に、宣伝大臣ゲッベルスと映画人たちとの間で繰り広げられる人間ドラマを描く作品。三谷は「初演のときは3日目に3.11が起こり、来たくても来れない人がいる中、ひとりでもお客さんが来るならと、余震が続く中公演を続行。僕にとって思い出深い作品となりました。いろんな想いのこもった作品なので、初演をやっていたときから、早い時期にきちんとした状態で皆さんに見て頂きたいと思っていた」と再演の喜びを語った。

ゲッベルズを演じる小日向は「初演は本当に大変でした。地に足がつかない状態で毎日演じていたように思います。ようやく千秋楽がきて「やっと解放される」と思った矢先に再演の話を聞いてゾッとしたのを覚えています(笑)。でも、また三谷さんのすばらしい作品をまた演じられて嬉しく思うし、三谷さんの期待に応えられるよう、リベンジという気持ちで頑張ります」と意気込んだ。

品性下劣なヘルマン・ゲーリング空軍総司令官を演じるのは渡辺徹。「三谷さんの作品はいつも見る側で楽しませて頂いていましたが、初めて参加できることになり、光栄に思います。命をかけて、やろうと思います」と気合十分。そんな渡辺に対し、三谷は「渡辺さんが参加したことで稽古場の緊張感はなくなりました(笑)。頭にくるのは、稽古中つまらないギャグを言う事で、座るときに「よっこいしょういち」と言ったので私が「ドイツが舞台なのだから、しょういちは無いだろう」と言ったら次には「よっこいショーンコネリー」と言って来た。そういう問題じゃないだろ」とまぜっ返す。すると渡辺も「ダメ出しで、そういうこと言いながら、最後の通し稽古の時に、『よっこいショパンって言って下さい』と言ってくるんです」と応戦。

同じく再演から新たに加わった秋元才加はゲッペルズに取り入る新進女優エルザ役。「最初に稽古に入るときに、ピリっとして誰も喋らないような雰囲気なんだろうな、と思って緊張していましたが、おしゃべりをしたり、新妻さんはご飯を食べていたり(笑)、とても和やかな雰囲気で安心しました。ただ、稽古が始まると皆さんのスイッチがONになる瞬間があって、本当にすごいな、勉強になるなと思いました。1回1回学ぶつもりで、エルザのように“新進女優”として頑張ります」と意気込みを話した。

東京公演は3月9日(日)まで。その後、3月13日(木)から16日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、3月21日(金・祝) から23日(日)まで愛知・刈谷市総合文化センター 大ホール、4月4日(金)から6日(日)まで福岡市民会館 大ホールで公演。

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