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藤木直人6年ぶりの舞台は村上春樹×蜷川幸雄作品
2014年02月14日 20時05分 [演劇]
藤木直人  撮影:源 賀津己
藤木直人  撮影:源 賀津己

村上春樹の小説『海辺のカフカ』が、2012年の初演に続き、蜷川幸雄の演出により再び舞台化される。そこで図書館司書の大島を演じる藤木直人に、初の蜷川作品に挑む思いを訊いた。

舞台『海辺のカフカ』チケット情報

2008年の『冬の絵空』以来、6年ぶりに舞台に立つ藤木は、「ついに来たか」と口を切る。「前回の初舞台以来、またいつか舞台はやりたいと思っていました。でもまさか蜷川さんに声をかけていただけるとは…。やはり演出家さんの中でも特別な方ですし、もちろん怖いという思いもあります。でも芝居について何か言っていただけること自体、最近ではあまりないこと。特に映像の世界では、時間的制限も多いですから。だからこういう機会をいただけたことは、本当にありがたいなと思います」

『1Q84』以来、村上作品に本格的にハマったと言う藤木。村上作品ならではの魅力を、こう紐解く。「村上さんの作品には、すごく独特な世界観があると思います。最後まで明確な答えが提示されるわけではないので、“なるほどな”というよりは、“ふ〜ん”って感じかも。理系な僕からすると、実はちょっと難しいです(笑)。でも予測がつかないストーリーなど、とにかく読んでいて面白い。『海辺のカフカ』は以前小説を読んだことがあったにも関わらず、(初演の)台本を読んだ時、先がどうなるのかまったく想像できなくて。そういった意味で、エンターテインメントとしてもすごく面白い作品だと思います」

「世界で一番タフな15歳の少年になる」ため、ひとり家を出た少年カフカ。そのカフカが辿り着いた図書館に、藤木演じる大島はいる。「もちろんこの物語はカフカ少年のものであり、大島の生き方が描かれるわけではありません。でもある意味、大島はカフカ少年の理解者であり、協力者。その点、大島が重ねてきた経験、育ってきた環境というのは、物語上描かれはしませんが、カフカ少年を助け、導いていくということに繋がっていくのかもしれません」

そのカフカ少年役には、GoogleのCMで話題を集め、オーディションで選ばれた古畑新之(ふるはたにいの)。古畑が本格的な演技に挑むのは、今回が初となる。「舞台の経験は僕もほとんどないに等しいですし、逆に映像の世界に長くいる分、身についてしまったノウハウのようなものがある。だから古畑さんより、僕の方が余計にタチが悪いというか(笑)。同じことでは絶対に戦えないと思うので、そこは自分なりのやり方を探りつつ、前向きに取り組んでいきたいなと思います」

公演は6月1日(日)から7日(土)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、6月13日(金)から16日(月)まで大阪・シアターBRAVA!、6月21日(土)から7月5日(土)まで東京・赤坂ACTシアターにて。埼玉・東京公演のチケット一般発売は2月15日(土)、大阪公演は2月22日(土)より。なお、チケットぴあでは埼玉・東京・大阪公演のインターネット先行先着を受付中。

取材・文:野上瑠美子

チケットぴあ

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