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僕をオモチャにして!綾野剛が蜷川作品で舞台初主演
2014年04月25日 16時20分 [演劇]
左から、前田敦子、綾野剛、成宮寛貴
左から、前田敦子、綾野剛、成宮寛貴

7月に東京・シアターコクーンで上演される舞台『太陽2068』の製作発表が4月23日、都内で行われ、演出の蜷川幸雄、劇作の前川知大、キャストの綾野剛、成宮寛貴、前田敦子らが会見に顔を揃えた。

舞台『太陽2068』チケット情報

作品は前川が主宰する劇団イキウメで2011年に『太陽』のタイトルで上演した戯曲をもとに、今回新たな作品として書き下ろすもの。バイオテロで拡散したウイルスにより、強い肉体と高い知能を得た新人類「ノクス」と彼らの登場で古い存在となってしまった「キュリオ」と呼ばれる普通の人間たちを描くSF作品だ。

「街がどんなに清潔になろうと、高度な科学によって作られようと、そこにはばい菌が必要になる。たまに美しい芝居も作りますが、今回はできるだけ迷惑になるような、世界は混濁したものと同時に成立するんだということを忘れないで頑張りたい。毒の集まりとはいいませんが、キャストには強烈な個性が揃ったので楽しみ」と演出の蜷川。

ノクスに憧れる青年・奥寺鉄彦役の綾野は「気の狂った前川さんの台本と、怪獣蜷川さんと一緒に闘えるのは怖くもあるが楽しみ。毒の根源となれるように、ふたりの餌になります」とコメント。綾野は今作が舞台初主演にして蜷川作品初挑戦となる。「主役といっても気負いはない。挑戦できる幅を広げられるとポジティブに考えています。成宮さんは過去に蜷川さんの舞台に立っているので、胸を借りるつもりで。前田さんは僕と同じく蜷川さんとは初めてなので、一緒に健闘できたら。引っ張っていくというより、自分を面白がってもらって、オモチャのように扱ってほしい」と笑う。

ノスクとして生まれながらキュリオに理解を示す森繁富士太役に成宮。蜷川作品は2007年の『お気に召すまま』以来7年ぶり。綾野にアドバイスはないかと聞かれて「そんなものないですよ。僕も精いっぱい蜷川さんに挑むことになると思うので。同じ熱で負けないよう闘いたい」と意気込んだ。

鉄彦と同じくキュリオとして生きる娘・生田結を演じる前田は今回が初舞台。舞台のオファーを受けて、驚いたと話す。「とても悩んでしまいましたが、蜷川さんにお会いしたとき、違う世界へ連れていってほしいと純粋に思うことができました。自分がどう変わり、何を見つけられるか、私自身も楽しみ。舞台って多分、コミュニケーションがより必要だと思うので、私はまずみなさんと仲良くなることから始めたい。でないと自分らしくもいられないので」。父親役の六平直政に「あっちゃんときらめくような親子の愛を表現したい」と言われたこともあって、「でも、六平さんとお会いして少し楽になりました」と笑顔を見せた。

公演は7月7日(月)から8月3日(日)まで東京・シアターコクーンにて。チケットの一般発売は5月10日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行「座席選択プリセール」を4月26日(土)昼12時より受付。

チケットぴあ

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