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映画『春を背負って』が6月14日に封切られ、監督の木村大作、主演の松山ケンイチをはじめ、蒼井優、豊川悦司、檀ふみ、新井浩文がTOHOシネマズ 日劇で行われた舞台あいさつに登壇した。
『劔岳 点の記』に続く木村監督の第2作で、笹本稜平の同名小説を立山連峰を舞台に映画化。父の後を継いで、標高3000メートルに位置する山小屋の経営を始めた青年が自然と向き合い、仲間に助けられながら父の遺した想いを受け止めていく姿を描き出す。
大音声で自信満々に自作をアピールする姿がおなじみの木村監督だが、この日は「これまで47都道府県で行われた試写会を自家用車で回ってきましたが、試写会は試写会。(ついに公開となる)今日という日は僕にとって…」と語ったところで、込み上げてくる想いをこらえきれず、言葉を詰まらせる。そして、客席に深く一礼し「今日は、本当にありがとうございました」と言葉をしぼりだした。
これまで、監督が見せることがなかった姿に、キャスト陣は深く心を打たれたよう。蒼井は「やっぱり、この方についてきてよかったなと思います」と笑顔を見せ、豊川も「長く映画の仕事をやっていますが、監督といるとここまで自分は映画を愛しているのか? と自問自答してしまった」と改めて監督の映画に対する情熱への敬意を口にする。
松山は「悔しいけど感動します」と素直な思いを吐露。劇中、山小屋でのごく短いシーンで木村監督が出演していることを明かし「そのちょっとの出番での監督の笑顔にやられました。まっすぐな人はまっすぐ心に刺さってくると感じ、役者として悔しかった。まっすぐ映画や人と向き合ってきたからこそ、出てきたものだと心が震えました」としみじみと語る。
舞台挨拶の最後に改めて締めの挨拶を求められた木村監督は、マイクを使わずに地声で「映画を長くやってきて、この作品ほど、スタッフとキャストと山の人が一緒に家族のように撮影した経験は知りません!」と本作への特別な思いを口にし、会場は温かい拍手に包まれた。
『春を背負って』
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