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鈴木京香が悪い目つきに!?舞台『鼬(いたち)』
2014年12月02日 10時40分 [演劇]
舞台『鼬(いたち)』の模様 撮影:加藤孝
舞台『鼬(いたち)』の模様 撮影:加藤孝

12月1日に世田谷パブリックシアターで開幕した舞台『鼬(いたち)』。同作の開幕に先がけて、11月30日に通し稽古が行われた。

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同作は『太陽の子』などで知られる昭和の劇作家・真船豊の代表作を、長塚圭史が演出。昭和初期の東北の寒村を舞台に、財産目当ての人間たちによる骨肉の争いが繰り広げられる。主人公の女性、「おとり」を演じるのは鈴木京香。また、おとりを忌み嫌う義理の姉「おかじ」を白石加代子、その息子萬三郎を高橋克実がそれぞれ演じる。

開幕を前に、主演の鈴木京香は「肉体的には大変でしたが、憧れの白石加代子さんや舞台の先輩たちとご一緒できるのが嬉しくて、稽古も楽しく充実していました。でも、白石さんの圧倒的な存在感の前では、敵対する役柄としてしっかり向き合わなければ、という緊張感は強くなります。「おとり」は狡猾でひどい人間ですが、死にもの狂いで生きてきた凄みがある。でも、感情をむき出しにして悪態ばかりついているのに、小気味よさや爽快感があるのが不思議です。これが方言の面白さなのかもしれません。今、普段の生活でも「おとりさん」がときどき顔を出すんです。急に方言になったり、目つきも悪くなってます(笑)」と笑いを交えて自身の役についてコメント。

また、白石は「「おかじさん」の心には、これまでの苦しみや恨み、家への固執が渦巻いていて、その毒をものすごい言葉の羅列で吐き出すんです。とても激しい悪態なんですが、作家さんが書かれた台詞が非常に魅力的なのが救いです。長塚演出はこれが3作目。いつも穏やかで楽しい方ですが、稽古場での彼はものすごい集中力と持久力の持ち主。じっくりと役者を見て何があっても揺るがず、辛抱強く待ってくれる。そして、スバッと本質を突いて厳しいことも言ってくださる。そんな稽古を通して、細やかで丁寧に創り上げることができました」と役への仕上がりに自信を見せた。

同作について演出の長塚圭史は「この戯曲の一語一語から、昭和初期の作家たちが死にもの狂いで言葉と向き合ってきた執念のようなものを感じます。だから、本で読んでいた以上に舞台に立ちあがってからの方が面白いと稽古に入って強く思いました。今回、戯曲をたどるのではなく、作品がもつエネルギーを抽出していくような向き合い方で演出しています」と語った。

舞台『鼬(いたち)』は12月1日(月)から28日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて上演。チケットは発売中。

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