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12月5日より東京・日本青年館 大ホールで行なわれる舞台『私のホストちゃん〜血闘!福岡中洲編』。同作の上演に先がけて、公開ゲネプロが行なわれた。
同作は2013年に上演された舞台『私のホストちゃん』の続編。物語の舞台を東京から福岡に移し、伝説のホスト「華音(かのん)」を軸にストーリーが展開。前回好評を博した、観客からの投票結果によってフィナーレの主役が決まる「ランキングシステム」も健在だ。
余命半年を宣告されたホスト「華音」を演じるのは松岡充。11月中旬に応じたインタビューでは自身の役について「僕自身はもちろんホストではないですし、余命半年ではないですが、まるで自分の言葉みたいなセリフがすごく多いんです。例えば、ホストやそのお客である女性たちに対して華音は、『生きている“今”を大切に、精一杯生きろ』と言うんです。それは僕も常々思っていることですし。そして、好きになった誰かのために一生懸命になっている姿って、僕も本当に美しいと思うんですよね」と語った。
20人近くのホスト役が登場する本作。ほかの出演者について聞かれると「稽古場は大変ですよ(笑)。これだけの人数のイケメンが登場して、全員に役名があって、スポットが当たっていきますし。男性俳優陣は僕も含めて、一見チャラい感じで世の中を渡っていそうに見えるけど(笑)、作品創りへの姿勢は、みんなものすごく真剣なんです。びっくりするくらい真面目。それでいて俳優が持つ魅力はみんな違いますからね。若い俳優たちの真剣さに応えるように、自分が伝えられることは伝えていきたい」と明かした。
本作特有のシステムであるランキングはすでに投票を受付中。自分の好きなキャストを主役に押し上げようと、熱狂的なファンたちは今もランキングに目を光らせている。ただ松岡はフィナーレの行方も大きな見どころではありつつも、舞台全体の演劇としてのクオリティを上げることが自らの使命だと話す。「ランキング結果に盛り上がる楽しみもこの作品の大きな魅力ですが、その熱狂の先にある、ランキングの向こう側を目指すために、僕はこの作品に呼ばれたのだと思っています。チームとして一丸となってこの作品を昇華させたいですね。純粋に面白い舞台が観たいと思われている演劇ファンの方にも観て頂きたいですね。舞台上での僕らの芝居と、それを応援してくれている客席のファンの皆との関係性とか。『何かに打ち込むっていいな』『誰かに夢中になるって素敵だな』と思っていただけたら。それが今回、僕にとっての挑戦です。チーム戦ですからね。みんなと呼吸を合わせながら、いい舞台になるよう目指していきます」と力強く語った。
東京公演は14日(日)まで日本青年館大ホール、大阪公演は12月26日(金)から27日(土)まで森ノ宮ピロティホールにて。チケットは好評発売中。
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