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日本初演から28年、ロンドン初演から30年を迎えているミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』。今年も4月に開幕する東京・帝国劇場公演を皮切りに全国公演が予定されているが、この作品の楽曲を歌う「のどじまん・思い出じまん大会」が3月17日、帝国劇場で開催された。帝劇で一般の人がパフォーマンスをするのは104年の歴史で初とのこと。
映画版のヒットも記憶に新しく、劇中歌『夢やぶれて』は様々な歌手がカバーするなど、ミュージカルファンの枠を超えて愛されている作品。この大会にはアメリカ・韓国・ドバイなど海外からも含め、なんと1823通の応募があり、2次審査には115組が通過、さらにそこを突破したファイナリスト25組がこの日、帝国劇場のステージに登場した。難関を突破した人々は、ミュージカル俳優やオペラ歌手を目指す本格派から、ドラァグクイーン、芝居仕立てで歌った組、クラスで合唱を披露した高校生、ひとり全役でワンシーンを演じた人、1曲を6か国語で歌いきった人、レミゼキャストの娘に黙って応募した父親などなど、色とりどりのパフォーマンスを繰り広げた。その中には舞台『レ・ミゼラブル』を100回以上観ているというフジテレビの軽部真一アナウンサーも。フジテレビ衣装部が全面協力したという衣裳に身を包み、劇中の登場人物ジャベール警部のトレードマークであるモミアゲをつけて『星よ』を熱唱。歌唱後、「毎日生放送をしているのに、それとは比較にならない緊張感だった」と汗を拭うも、その歌声は客席を大いに沸かせていた。
1組歌うごとに大きな拍手や歓声が起こり、大盛り上がりのイベントとなったが、『レ・ミゼラブル』キャスト陣も「皆さん歌唱力はもちろんのこと、『レ・ミゼラブル』に対する愛がすごかった」(バルジャン役・福井晶一)、「レベルが高くてびっくりしました。もっと面白おかしく来るのかと思ったのですが、ウルっと感動したり。(観ていた)キャストで、泣いてるヤツもいましたよ」(同、吉原光夫)、「(初参加する)僕よりも先にこの帝国劇場で舞台に立たれた皆さんおめでとうございます(笑)。僕はこの『レ・ミゼラブル』のチームに一緒に参加させていただいて本当に嬉しいのですが、今日その思いをさらに確認しました」(同、ヤン・ジュンモ)と感心しきり。司会の駒田一も「皆さんがこんなにレミゼを愛してくれているんだなと改めて僕らも感じた」と話していた。
優勝は東京芸大・芸大院生8名による「スロイ歌劇団」。優勝者にはパリ7日間の旅が贈られた。
『レ・ミゼラブル』東京公演は4月13日(月)に始まるプレビュー公演を経て、4月17日(金)に開幕。チケットは発売中。その後、愛知、福岡、大阪、富山、静岡でも上演される。
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