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『百日紅』を観た観客の反応は?
2015年05月11日 20時24分 [映画その他]
『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』 (C)2014 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

「ぴあ」調査による2015年5月8日、9日のぴあ映画初日満足度ランキングは、浮世絵師・葛飾北斎の娘の人生を描く原恵一監督の最新アニメーション『百日紅〜Miss HOKUSAI〜』がトップに輝いた。2位に真木よう子主演のラブ・コメディ『脳内ポイズンベリー』が、3位にマイケル・マン監督によるクライム・サスペンス『ブラックハット』が入った。

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1位の『百日紅…』は、杉浦日向子の人気コミックを原作に、絵に情熱を注ぐ北斎の娘・お栄の日常を描いた作品。観客からは「原監督の人柄を感じるようなほっこりするシーンがある“優しい映画”だった」(25歳)、「お栄の声を演じた杏がとてもうまくて驚いた。主人公が妹を思う場面が見どころ。姉妹の愛の深さに心を打たれた」(35歳)、「江戸時代の様子が生き生きと描かれていて、躍動感のある映像が素晴らしかった」(23歳)、「人間愛の深さ、人間そのものに対する愛情にあふれた作品。北斎の作品や浮世絵、江戸時代の世界を切り取ったような映像もよかった」(35歳)、「原作者のファンなので、どんな作品になるのか期待してきた。すごく丁寧に作られていて、アニメなのに肉質が感じられた」(50歳)、などの感想があがり、20代から40代を中心に支持を集めた。

2位の『脳内ポイズンベリー』は、年下の男性に恋をしたアラサー女子の葛藤を、脳内での“会議”を通して描く奇想天外なラブ・コメディ。出口調査では特に10代、20代の女性から好評で「キュンとして私も恋がしたくなった!」「主人公の恋愛が最後までどうなるかわからなくてキュンキュンした」「自分の経験と合わせてグサグサくるところがたくさんあった」「脳内でのやり取りを可視化していておもしろい。誰の頭の中にもあるような身近に感じられるストーリーで楽しめた」「普段、自分が感じている事と似ていて、女性として強く共感した」などの声が寄せられた。

(本ランキングは、5月8日(金)、9日(土)に公開された新作映画5本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

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