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錦織一清が演出を手掛け、2016年1月に上演される「A New Musical 『Jam Town』」。会場となるKAATにちなみ、横浜の街を舞台に繰り広げられる群像劇だ。キャストの松浦雅と水田航生が今作への期待を語った。
連続テレビ小説『ごちそうさん』で主人公・め以子の長女、ふ久役で一躍注目を浴びた松浦だが、デビューは舞台。「大好きな舞台に、2年ぶりに立てるのが本当にうれしい。この2年間、映像のお仕事で得た経験を活かせるといいなと思っています」と久しぶりの舞台に喜びを溢れさせる。一方、様々な舞台で活躍中の水田は「舞台『マーキュリーファー』でご一緒した演出家・白井晃さんがアーティスティック・スーパーバイザーを務めるKAATに立てること、筧利夫さんや藤井隆さんといった先輩方とご一緒できること、どちらもとても光栄です」と語る。
松浦はかつて、『美少女戦士セーラームーン』ミュージカルでセーラーマーキュリーを演じたことがある。「そのときは原作もあってファンの方もいらっしゃる中、キャラクターを再現する必要がありました。でも今回は同じミュージカルでもまったく違うタイプ。脚本の準備稿を読んだら私が演じる役は酔っぱらってべろべろで登場していた(笑)。不安よりも、破天荒な役柄を演じる楽しみの方が勝りました」と笑う。水田は「僕はクールな一匹狼的な男を演じます。ハーフの役なんですが、こんな日本人顔の男がやっていいのかな(笑)。ここまで正統派の役はこれまであまりないので、楽しみですね。ただクールに演じるだけでなく、何か自分なりのものを加えられたら。錦織さんが“いままでにないミュージカルをつくる”と意気込んでらっしゃるのならば、僕らはそこに細かなリアリティを足すことで、作品に説得力を持たせられたらいいなと思っています」とすでに役を演じるうえでの構想を持っている様子。
今作は昨年末、トライアウト公演を行った。事前に観客の反応を観て本公演に活かすという、日本では異例の取り組みだ。さらに10月13日(火)、14日(水)には作中で使用する楽曲をキャストが歌う「JAM TOWN the LIVE」も控えている。ふたりとも、ライブは初挑戦。水田「初めて歌唱指導の先生の家に行ったとき、初対面の松浦さんがその家の犬を抱いて登場して、“家の人かな?”と思った(笑)。その時点で打ち解けられました」と水田が笑うと、松浦も「ハモってみて、“なんとかなりそう”って勇気をもらいました」と答える。ふたりの奏でるハーモニーにも期待が募る。
舞台「A New Musical 『Jam Town』」は2016年1月13日(水)から30日(土)まで、神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 ホールで上演。なお、チケットの一般発売に先がけて、チケットぴあでは先行先着プリセールを実施中。受付は10月15日(木)午後11時59分まで。
取材・文/釣木文恵
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