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ミュージシャンのナオト・インティライミと俳優の小関裕太がW主演するミュージカル『DNA-SHARAKU』が東京・新国立劇場 中劇場で上演中だ。原案を作家の冲方丁、演出を小林香、音楽を井上ヨシマサ、映像演出を齋藤精一(ライゾマティクス)が手がけ、またキャストもナオト、小関をはじめ、新妻聖子、坂元健児、田野優花(AKB48)、ミッツ・マングローブ、朝海ひかる、中川晃教、イッセー尾形など各界の才能が集まった。
本作は、現代とふたつの未来、そして江戸時代という4つの時代を舞台に物語が展開していくSF歴史ミュージカルだ。人間の創造する心を否定する未来の支配者(=人工知能)によって、ナオト演じる柊健二と、小関演じる結城連のふたりが江戸時代に送り込まれ、創造する心の原点とされ謎に包まれる天才浮世絵師・東洲斎写楽を探し求めるというストーリー。
開幕前日に行われた囲み取材では、各キャストが本番を迎える思いを語った。本作がミュージカル初出演となるナオトは「武者震いがとまらないですね。ミュージカルは初めてですが、ものすごいエンターテインメント。お芝居があって踊りがあって歌があって、さらに映像も演出もある。これはミュージカル以外ではだせない魅力ですよ」とコメント。劇中で自身が作った曲を披露することについては「そのシーンは自分のライブをやっているかのような気持ちですね」と、のびのび演じている様子。
小関は見どころのひとつである映像について交えながら「映像が、和の雰囲気と調和しているのがかっこよくて、すごい好き。映像や照明など周りからくる力がものすごく強くて、稽古場よりもすごいものになっている」と本番への自信をのぞかせた。
今回、母子を演じるミッツと新妻は、全然似ていないという記者からの指摘に対し「そっくりですよ(新妻)」、「遺伝しまくりよ(ミッツ)」と息ぴったりに返して会場を笑わせ、花魁役の朝海は「カツラと着物で衣装がそうとう重いので、宝塚で羽を背負って鍛えていてよかったです(笑)。江戸の小粋さ、おしゃれさ、かっこよさを皆様にお伝えできれば」と抱負を語った。ひとり芝居のイメージが強いイッセーは「ついつい舞台の中央に立っちゃう(笑)」という“ひとり癖”を明かしながら「音楽の方たちって純粋でパワーがあって毎日楽しい」と、笑顔で初めてのミュージカル出演に挑む。
様々なプロフィールをもった出演者たちが、それぞれの創造する力を持ち寄って出来上がった「DNA-SHARAKU」。東京公演は東京・新国立劇場 中劇場にて1月24日(日)まで上演。その後、1月28日(木)から大阪・シアターBRAVA!、2月6日(土)から福岡・キャナルシティ劇場でも公演を行う。チケットは各地公演とも発売中。
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