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演 劇
6月16日(木)に開幕を控えた『ダンガンロンパ THE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生〜2016』。その公開稽古が都内で行われた。
同作は人気ゲーム『ダンガンロンパ』の舞台化作品。超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、“超高校級の幸運”という才能を持った平凡な主人公・苗木誠をはじめ、個性豊かなキャラクターたちが突如学園の中に閉じ込められ、生徒同士で殺し合いをすることを強要される、というストーリー。2014年に初演され、今回は再演となる。
公開稽古で演じられたのは、冒頭の人物紹介シーン。実際のセットが組まれた稽古場に、声優TARAKOがボイスキャストを演じる同作のキャラクター“モノクマ”の声が響き渡る。これまでモノクマの声を務めてきた大山のぶ代からバトンタッチされ、今回いち早く“新モノクマ”の声が公開された。
人物紹介シーンは音楽と演技のタイミングが重要で、それぞれのキャストの特徴をテンポよく見せていくシーン。アンサンブルのダンサーの動きによって、ワンシーンごとに舞台は顔を変えていく。
初演より続投する超高校級の野球選手・桑田怜恩役の宮下雄也は、自ら立ち位置や動きを演出の田尾下哲に尋ね、細かく作り上げていく。また、今回初参加でトリプルキャストの岩田華怜は、超高校級のスイマー・朝日奈葵役を演じる。振付のZoo-Zoo(jaywalker)よりアドバイスを受け、躍動感ある水泳シーンを仕上げていた。
舞台化する上で、どのように表現されるのか一番注目される“おしおき”シーン。生徒による殺し合いの上、犯人であることが判明すると、モノクマによって行われる処刑シーンのことで、今回演出が初演時と大きく異なるという。公開稽古の最後に、演出の田尾下哲より挨拶があり、「今回、“おしおき”シーンは、大仕掛けなスペクタクルや映像ではなく人力でやります。お客様の想像力もお借りして、見せていくものになります。ゲームのイメージを損なわないためにも、立ち稽古に入る前にワークショップで『おしおき稽古』を実施しました。今回、人力で見せられないならば、“おしおき”シーンはやらない、という覚悟で挑んでいます。実際のシーンは当日までご期待ください」と力強くメッセージを送った。
本公演は、6月16日(木)から26日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、7月1日(金)・2日(土)に愛知・東海市芸術劇場、7月7日(木)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月14日(木)から16日(土)まで横浜・関内ホールにて。チケット発売中。
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