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小松未可子インタビュー「声で作品に彩りを添えたい」
2016年07月04日 12時33分 [洋画]
小松未可子

デジタルセル配信中の人気海外ドラマ『スーパーガール』のDVDレンタルが、8月10日(水)から開始される。ヒーローものがあふれる昨今においても本作は特異的だ。主人公が女の子のヒーローというだけでなく、友情や恋愛、OLとしての苦悩など、24歳の女性として等身大の悩みをもつ。日本語吹き替え版を演じる小松未可子もまた、スーパーガールと同年代で、彼女にも負けない能力や美貌も持つ。小松に本作について話を聞いた。

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主人公カーラ・ゾー=エルの従弟は、かのスーパーマン。彼女は超人的能力を隠し続け、ごく普通の生活を送っていた。しかし24歳のときに起こったある出来事をきっかけに、“スーパーガール”になる決心をする。「カーラはどこにでもいるような女性ですし、スーパーガールになったときも特殊能力を駆使して必死に人助けをするのに、その後で自分のニュースをみて喜んだり凹んだりする姿は、ヒーローとしてまだまだここからなんだなと、微笑ましく思います」。

マネージャーの「男の子の声やってみない?」という一言で声優業界に飛び込んだという小松。2010年に『HEROMAN』で声優デビューを果たすと、瞬く間に唯一無二の存在になった。「スーパーガールが攻撃を受けると、映像を見ている私も無意識のうちに頭がガーンと動いてダメージを受けているみたいなんです」。声だけでなく演じてみたくならないかと尋ねると、飛ぶポーズをしてみせ、「なかなか筋力が足りないですね!」と、首をかしげておどけてみせた。では、もしスーパーガールのような特殊能力を秘めていたら。「私はヒーローになれないタイプなので、家族の前でしか能力を使わないです。メディアには絶対にさらされないようにしたいです(笑)」。

終始笑顔を絶やさない彼女だったが、本作への想いを聞くと一転、声優として真摯に語ってくれた。「ストーリー展開もキャラクター性も変わらないのに、字幕と吹き替え版では、印象がガラリと変わっていると感じることがあると思うんです。吹き替えをする際には、作品として出来上がっているので、私は作品の邪魔をせずに、彩りを添えられる存在でありたいと思っています。字幕版と吹き替え版、それぞれで、発見できることもあると思うので、双方楽しんでもらえることが、個人的には理想です」。熱いまなざしからは、頼もしいほどの自信が感じられた。

『SUPERGIRL/スーパーガール』
ファースト・シーズン 全20話
デジタル先行配信中
8月10日(水) DVD レンタル開始(Vol.1〜10)
デジタルレンタル配信開始
9月14日(水) コンプリート・ボックス発売
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

取材・文・写真:小杉由布子

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