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現地時間の8日に『マグニフィセント・セブン』で第41回トロント映画祭が開幕した。
『マグニフィセント・セブン』は、『荒野の七人』を、『トレーニング・ディ』のアントワン・フークア監督とデンゼル・ワシントンでリメイクするもの。キャストには、ほかに、今最も勢いのあるクリス・プラットや、やはり『トレーニング・ディ』に出たイーサン・ホーク、イ・ビョンホン、ヴィンセント・ドノフリオ、ピーター・サースガードなどが含まれる。フークアらしく、ファイトシーンはリアルで過激。かつ、ドラマの部分もしっかり描かれる。それぞれに個性を強調するが、プラットは際立ってかっこいい。
プレス向け試写はほぼ満席。記者会見も、トロント映画祭の会見でここまで並ぶのは見たことがないほどジャーナリストが集まり、入れない記者が多数出た。会見でワシントンは『荒野の七人』を観ていないと告白。記者たちを驚かせたが、「避けていたわけじゃないが、これをやることになり、『ああ、君は、あの人がやった役をやるんだね』と言われることなく、自分で自由にキャラクターを模索することができた」と語った。しかし『七人の侍』は観ており、フークア監督とは『七人の侍』についてじっくりと話し合ったという。そもそも、ワシントンがこの映画を引き受けた第一の理由は、フークア監督だ。「もちろん、ストーリーも脚本も良かったよ。でもアントワンが、これをやってくれないかと僕に聞いてきたんだ。それが一番重要な理由だった」(ワシントン)。
イ・ビョンホンが演じる役は、イーサン・ホークが演じるキャラクターと、長年の知り合いという設定だ。映画の中でもふたりは強い絆を見せるが、自然に、カメラの後ろでも、ふたりは友人関係を築くことになったと、イは明かす。「僕は昔からずっとイーサンのファンだったが、実は僕の妻もそうなんだ。だから、ある時、撮影現場に妻を連れていったら、妻が本当に幸せそうでさ。彼女とは10 年も一緒なのに、あんなにうれしそうな顔を見たことはなかったよ。だから、僕はイーサンが大好きでありつつ、大嫌いでもある(笑)」。
『マグニフィセント・セブン』
2017年1月27日(金)公開
取材・文・写真:猿渡由紀
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