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2013年に上演された公演の反響の大きさから、3部作となったワハハ本舗全体公演『ラスト』。その完結編となる『ラスト3 〜最終伝説〜』が2017年5月からついに幕を開ける。スタッフを含めて総勢70名にもなるワハハのメンバーが勢揃いする全体公演は、本当にこれで見納めになるのか!? そしてどんな伝説を作るのか。ワハハ本舗主宰・演出の喰始を筆頭に、久本雅美、梅垣義明、大久保ノブオが、『ラスト3』への思いを語った。
個々に活躍の場を持つメンバーも多いワハハ本舗だが、全員が集まる全体公演は、演者にとってもかけがえのないものであるようだ。まず久本が言う。「やっぱり、全体公演でしかできないことってあって。男性がふんどし一丁で踊るとか、女性が裸スーツで桜吹雪の中で踊るとか、大人数でやるからこそバカバカしい。そういう大きな遊び方ができる場所なんです」。梅垣が「大人がくだらないことを一生懸命やる。それも大掛かりに。まさにいい遊び場です」とそれに応えれば、「大人数でバカなことをやったほうがインパクトもあるし、面白いと思うんです」と大久保。喰も「こんなくだらないことにこれだけのお金と労力をかけてやっているのはワハハくらい(笑)。笑いをメインにしたこんなショーって、日本ではほかにないと思うんです」と自負する。
では、そんな魅力的な全体公演をなぜラストにするのか。「これは完全に僕のわがままです」と喰。「僕も69歳になってあとどれくらいできるのかと考えたときに、劇団の枠を超えた活動や、後進を育てることをしなければと思った」のだと。ただし、「大掛かりな全国ツアーをやる全体公演はこれが最後というだけで、東京ではまたやる可能性もあります。ですから、地方公演はとくに、今回ぜひ足を運んでいただきたいですね」と補足する。
いずれにしろ、これで一区切りとなる全体公演。「ワハハは自分が自由に表現できる場。やり残したことはないか考えて、むちゃくちゃバカをしたいですね」(久本)、「デジタル技術を駆使した舞台が増えている昨今、どアナログなのがワハハの魅力。その面白さを思い切りお見せしたい」(梅垣)、「『ラスト2』は脱ぎ足りなかったので、最後は気持ちよく脱ぎたい(笑)。とにかく唯一無二のパフォーマンスなので、まだ観たことのない人は絶対に観てほしいです」(大久保)と、それぞれに熱がこもる。ワハハ本舗にしか表現できない世界。これを逃したら、おそらく当分は体験できないだろう。
公演は5月24日(水)から28日(日)まで東京国際フォーラム ホールCにて。その後、全国を巡演。東京公演のインターネット先行抽選を実施中、2月6日(月)午前11時まで受付。
取材・文:大内弓子
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