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ディズニーの不朽の名作映画『メリー・ポピンズ』がミュージカル化。その日本初演が、2018年3月、東京・東急シアターオーブで幕を開ける。そこでオーディエンス200名が見守るなか、ほぼ全キャストが登壇する大規模な記者会見が行われた。
冒頭を飾ったのは、誰もが知る『メリー・ポピンズ』の名曲の数々。バート役の柿澤勇人が『チム・チム・チェリー』を歌い始めた途端、会場は早くも『メリー・ポピンズ』の魔法の世界へ。そこにバート役Wキャストの大貫勇輔、メリー・ポピンズそのものといったいで立ちの濱田めぐみ、メリー・ポピンズ役Wキャストの平原綾香も登場。メリー・ポピンズを象徴する『プラクティカリー パーフェクト』から名曲中の名曲『フィード ザ バーズ』、全キャストが登場しての華やかな『ジョリー ホリデイ』までが一気に披露されると、会場のテンションは最高潮に。心地よい高揚感に包まれつつ、キャストによる挨拶が始まった。
濱田にとってディズニー作品への出演は、劇団四季時代から数えて4作目。「想像を具現化し、舞台上にかたちとして見せるのはディズニーミュージカルが一番」とその魅力を語り、「ひとつひとつを明確に、はっきりとした夢のかたちをお届け出来るよう精進したい」と意気込む。3作目のミュージカル出演となる平原は、自らの前世について「平原さんはまだ地球に慣れていないから頑張って」と言われたことがある過去を告白。演出家から「メリー・ポピンズは宇宙人のようなもの」とアドバイスされたことを受け、「宇宙人だったころを思い出して頑張りたい」と、会場の笑いを誘った。
大貫は「正直プレッシャーの方がかなり大きい」と切り出しつつも、「日本初演のオリジナルキャストに選ばれたことは本当に嬉しい。全力で、楽しみつつ稽古に取り組んでいけたら」と目を輝かせる。柿澤はこれまで人を殺める役が多かったことから、「やっと大人から子供まで楽しめる役に挑戦出来る。たまには僕も愛されたい!」と、平原に続く笑いを会場に呼び起こした。
他にもジョージ・バンクス役の駒田一、山路和弘、ウィニフレッド・バンクス役の木村花代、三森千愛、バードウーマンとミス・アンドリュー2役の島田歌穂、鈴木ほのからが登壇。それぞれ本作にかける思いを熱く語った。最後には「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」を全員で熱唱。その美しく力強い歌声は、本番への期待をさらに高めてくれた。公演は2018年3月18日(日)より。なお、チケットの一般発売に先駆けて、チケットぴあでは抽選先行を実施中。いち早プレリザーブの受付は11月27日(月)午前11時、プレリザーブの受付は11月30日(木)11時まで。
取材・文:野上瑠美子
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