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“ゾンビ”をテーマに、さまざまなジャンルの精鋭たちが、珠玉のパフォーマンスを披露する『ゾンビフェス』。好評を博した昨年に引き続き、今年は『ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2018』として、8月27日(月)、東京・CBGKシブゲキ!!で上演される。そこで本公演のホストである入江雅人に話を訊いた。
ゾンビをこよなく愛し、ゾンビもののひとり芝居を数多く創作してきた入江。そんな入江にとって念願だったのが、この『ゾンビフェス』の開催だ。「去年、自分の出番じゃない時は客席で観ていたんですが、やっぱり面白かったですね。“こんなのない感”がとにかくすごくて。今年はさらにジャンルの幅を広げて、よりフェス感を強めていこうと思っています。これだけのジャンルの、しかもゾンビものが観られるフェスなんて、きっと世界中どこにもないと思いますよ」
そう入江が言うように、今年は一気にジャンルを拡大。入江のひとり芝居はもちろん、ダンス、演劇、コント、無声映画活弁、スタンダップコメディ、落語と、豪華なラインナップが実現した。「コントのかもめんたるさんは僕が大好きな芸人さんですし、ダンスの入手杏奈さんやスタンダップコメディの清水宏あたりは、かつて僕が一緒にやらせてもらった人たち。そういう意味では安心感はすごく大きくて。それぞれの演者さんが目的のお客さんでも、違うジャンルの演目を観たらどれも絶対に楽しい、そんなラインナップだと思います」
さらに今回こだわったのが、塚本功によるライブ演奏。「塚本くんには“夏の終わり”をテーマに演奏してもらおうと思っています。すごくソウルフルな歌と演奏で、これがとにかくすごい。みんなぶっ飛ぶと思いますよ」
「いつかはロメロさん(※『ゾンビ』などゾンビ映画の先駆者として知られるジョージ・A・ロメロ監督)的なポジションになれたら」と笑うほど、入江のレパートリーにゾンビものは多い。数だけで言えば、ロメロ監督をもしのぐほどだとか。そんな数ある入江のゾンビ作品の中でも、絶対に外せない1本が『帰郷』だ。「毎年やっても胸にくる作品ですからね。我ながらすごいなと (笑)。落語の『芝浜』みたいな感じで、夏の終わりに『ゾンビフェス』があって、最後に『帰郷』をやる。そんなことが根づいていけばいいなと思いますし、それまでは頑張って続けていきたいですね」
笑えて、切ない、そんな唯一無二の『ゾンビフェス』。忘れられない夏の一夜になるはず。
そのほか出演者には、オクイシュージ&野口かおる(演劇)、坂本頼光(無声映画活弁)、立川志ら乃(落語)。チケットは発売中。
取材・文:野上瑠美子
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