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アミューズ所属の若手俳優で結成した劇団プレステージの第13回本公演『ディペンデントデイ〜7人の依存症〜』が8月1日に開幕する。稽古場にて、演出・出演の風間由次郎、主演の株元英彰、石原壮馬に話を聞いた。
本作は、劇団創設時を支えた森ハヤシが3年ぶりに脚本を手掛けた、7人の依存症とテロリストが対決する“ハイスピードアクション依存症コメディ”。演出は劇団員の風間。本公演を劇団員が演出するのは劇団史上初となる。風間は「今までプレステージの作品では振付を担当してきたのですが、すごい振付師はたくさんいても“プレステージの振付なら誰にも負けない”と思ってやってきました。それは僕がみんなのことを知っているからで。演出もそんな思いでやっています。今回、演出も演出助手(向野章太郎)も劇団員がやるという、できそうでできなかったことができるのも嬉しいです」といきいきと語る。風間の演出について株元は「由次郎さんってミュージカルやエンターテインメントのイメージが強くて。だから森ハヤシさんのどコメディの脚本でやると知って、“どうなるの!?”と思いました。でもいざ稽古が始まると芝居部分も大切にしてくれて、とてもやりやすいです」、石原は「距離が近いので相談もしやすいですし、頼りきっています。プレステージのこともよく知っているからこそ他の演出家さんとは違うアプローチもできるんだと感じました」
役柄は幕が開けてのお楽しみだが、主演の株元は「初舞台以来の主役。ずっとやりたいと思っていて、今回それをやらせてもらっているので、“任せてください”という気持ちです。ツッコミが多い役なのですが、そこは笑ってもらいたいし、最後は何かを感じてもらいたい。それを目指して稽古しています」、石原は「僕は依存症の役ですが、その“依存している感じ”を演じようとするとちょっと足りなくなるんですよ。だから役と自分が半々くらいになったらいいのかなと思い、今そこに挑戦しています。かっこいいし、くだらないし、まさにプレステージな作品なので、ぜひ楽しんでほしいです」と語る。
「人は何かしらに依存している、というのがこの作品の始まりで。それが“病気”と言われるのは、ギャンブルだからなのか。スマホだったらいいのか。肯定や否定をするわけじゃなく、そういう人たちの、自分が必要とするものに一生懸命になる姿がコメディとして描かれる。そんな作品です」(風間)という本作は8月1日から12日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて。
取材・文・撮影:中川實穗
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