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8月25日(土)より新歌舞伎座で幕を開ける『コロッケ特別公演』。第一部「爆笑人情時代劇! 水戸黄門vs和牛十兵衛」、第二部「コロッケオンステージ 夏の紅白ものまね歌合戦」という二部構成。第一部は、本名の滝川広志で出演した映画『ゆずりは』で好評を博した名演技も楽しみな時代劇を上演。しかも、なかなか舞台ではお目に掛かれないという『水戸黄門』をコロッケ版人情喜劇にしてお届けする。
「毎度のことですが、思いっきりやらせていただきます。舞台で『水戸黄門』ができるかどうかということがまず難しいのですが、僕は以前、石坂浩二さんが光圀公をされたときにちょっと出させていただきまして、そのご縁で舞台化の了承をいただきました」と上演の喜びを語る。
今回で2回目となるコロッケ劇場の『水戸黄門』も、ストーリーは分かりやすい勧善懲悪。格蔵(コロッケ)、助五郎(前田耕陽)、お竜(山田スミ子)らニセモノの黄門様一行に加えて、テレビドラマのオリジナルシリーズから野村将希が役そのまま、柘植の飛猿で出演する。
「新歌舞伎座ではいつも自由にやらせていただいていますので、もうコロッケさん勘弁してくださいっていうくらい、ハチャメチャやりたいなと思います(笑)。『水戸黄門』が封印されるくらいの覚悟です!」と気合も十分。そこには関西の特異性も関係する。
「今の時代はお客様の期待度も大きいと思うので、“めちゃめちゃおもろかった”って言ってもらえるようなものを作ろうと思います。特に新歌舞伎座のお客様は目が肥えていらっしゃるので。また、ふざけたシーンの後にすぐ真面目な場面に戻っても、切り替えが早く、すぐついてきてくださる。この切り替えの早さはすごいなって、いつも思います。いろんな意味でお客様から教えていただくことも多いですね」。
エンタテインメントとは「会話が増えること」だと話す。「“あの時、一緒に行って、こうやったな、ああやったな”って、舞台が終わってからの会話が1年、3年、5年…10年、20年と続くものがエンターテイメントだと思っています。劇場で笑う、笑顔になる。それを今回の『水戸黄門』でもできたらいいなと思います」。
モノマネが盛りだくさんの第二部も併せて、「コロッケはやっぱり面白いと言っていただけるものをお届けできたら。大阪は笑いの本場。ここで認めていただけたら全国どこへ行っても大丈夫だという確信が僕の中にあるんです。ただやればいいという気持ちではすぐ見透かされてしまうのと、次に劇場に足を運んでもらえないという怖さが正直あります。だからこそ、“コロッケ、まだアホやな”って思ったら大成功です!」。
『コロッケ特別公演』は大阪・上本町の新歌舞伎座にて8月25日(土)から9月9日(日)まで上演。チケット発売中。
取材・文:岩本和子
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