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劇団四季が上演しているミュージカル『ライオンキング』が12月20日、日本初演から20周年を迎えた。特に東京では、1998年12月20日よりロングランを重ねて20年。ミュージカルの王者が、日本演劇史にまた偉大な記録を更新した。
アフリカのサバンナを舞台に、ライオンの子シンバの成長を通し“生命の連環”という深遠なテーマを描き出す『ライオンキング』。日本公演はブロードウェイで開幕した翌年の1998年12月20日、東京浜松町・四季劇場[春]のこけら落とし公演として登場。2017年5月には同劇場が竹芝エリア再開発に伴い一時休止したが、約1か月半後には現在上演中の大井町・四季劇場[夏]へと劇場を移し、無期限ロングラン公演を継続している。本日の周年当日時点で総公演回数は11732回、観客動員数は約1197万人。この記録はいずれも国内最多である。
この日の公演では<日本上演20周年特別カーテンコール>を実施。通常のカーテンコールが終了すると、ふたたび緞帳があがり、『彼はお前の中に生きている(リプライズ)』に乗せて、20年の歴史を振り返るVTRが流される。映像最後に<20t YEARS IN JAPAN>というロゴが映し出されると客席から拍手が沸き、その拍手の中、キャストが再登場し劇中を代表するナンバー『サークル・オブ・ライフ』を特別バージョンで披露。客席通路も使った、『ライオンキング』らしい壮大かつ特別な演出で魅せた。ちなみにこの日のザズ役・明戸信吾は日本初演の1998年12月20日のステージにも同役で出演している。
曲中ではスカー役の道口瑞之が代表し、この日に日本上演20周年を迎えたことを客席に伝え、「これもひとえにお客さまおひとりおひとりが作品を愛し、育んでくださったからこそ。今後もさらなるロングランを目指し、挑戦を続けてまいります」と挨拶も。20周年の看板幕を背景にキャストがポーズを取ると、キャノン砲も発射され、劇場は大きな拍手と歓声に包まれた。客席はスタンディングオベーションでこの記念日を祝い、カーテンコールは9度繰り返された。
チケットは現在、2019年6月30日(日)公演分まで発売中。
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