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グランフロント大阪のナレッジキャピタル1階にあるメルセデスブランドの発信拠点「Mercedes me Osaka」にて2月21日、国立文楽劇場・うめだ文楽とコラボしたラッピングカーの展示がスタートし、除幕式が行われた。
今回ラッピングされたのは、3月29日(金)よりグランフロント大阪北館4階のナレッジシアターにて上演される「うめだ文楽2019」の上演演目『義経千本桜 〜道行初音旅〜』と『二人三番叟』の世界を描いたアートワーク。除幕式では人形遣いの吉田玉勢(たませ)と吉田簑紫郎(みのしろう)らが『義経千本桜 〜道行初音旅〜』に登場する文楽人形の静御前と佐藤忠信を操り、パフォーマンスを行った。
『義経千本桜 〜道行初音旅〜』は、源義経が吉野山に身を隠しているという噂を聞き、桜が満開の吉野山までやってきた静御前と家臣・佐藤忠信の物語。初回よりうめだ文楽のビジュアルアートワークを担当する池田壮平は「うめだ文楽が5周年ということで、華やかさを一番念頭に置いてデザインしました。メインのフロント部分は、静御前を真ん中に、忠信、狐という構図で構成させていただきました。物語では、忠信が実は狐の化けた姿で、鼓が狐の親。鼓に寄り添いたいという気持ちを表現するためにそういった形にしました。また、鼓から広がる音色というものを着物に見立てて、全体を包み込むように車体をデザインしました」と、デザインで注力したポイントを紹介。
そんな池田の話を聞き、前回公演からうめだ文楽のリーダーを務め、静御前を操る簑紫郎は「すごく斬新で素敵なデザインだなと思います。デザイナーさんがお芝居をよくご存知だからこその構成で、素晴らしいですね。本番を観ていただく前に、この斬新なコラボレーションを見ていただいて、気持ちを高めていただければ」とコメント。忠信を操る玉勢も「メルセデスのようなカッコいい車に文楽を現代アートとして表現してくださったことをすごく光栄に思います。世界中の方々に見ていただけるとうれしく思います」と喜びを語った。
コラボラッピングカーの展示は3月31日(日)まで。また、メルセデス ミーに併設のDOWNSTAIRS COFFEEでは、期間中コラボドリンク「桜ヨーグルトソーダ」「ホワイト抹茶ラテ」を提供中。ご注文された方にはオリジナルコースターをプレゼント。「5th Anniversary うめだ文楽2019」は、3月29日(金)から31日(日)グランフロント大阪北館4階 ナレッジシアターにて上演。チケット発売中。
取材・文:黒石悦子
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