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初演は1972年。ブロードウェイでロングランを記録し、2013年にリバイバル上演され、トニー賞4部門を受賞した大ヒットブロードウェイミュージカル『ピピン』。舞台を中世ヨーロッパからサーカス団へと移し、手に汗握るアクロバットと歌と演技が融合した世界的エンターテインメント作品の日本版公演が、6月10日より東京・東急シアターオーブにて上演される。
ピピンは神聖ローマ帝国初代皇帝の息子。大学を卒業した彼は、生死をかけた戦で失態を晒し、自分が特別な存在であることを証明する旅へと出発する。そんな悩める王子ピピンを演じるのは城田優。そして、物語の進行役であり、ピピンを不思議なサーカス団に誘うリーディングプレイヤーを演じたクリスタル・ケイのおふたりに意気込みを聞いた。
「いきなり断言しますが、『ピピン』は城田優史上、1番難易度が高く、チャレンジングであり、スリリングな作品。もう2度とできない大役です!」そう、興奮気味で話し始めた城田。その理由は「ど頭からアクロバットで登場して、劇中ではバク宙するんです。しかも歌いながら。でももっと凄いのはミュージカルデビューにも関わらず大役を務めたクリ(クリスタル・ケイ)ですが」と明かした。
本作は、シルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが演出・出演を手がける壮大なショーが見もの。クリスタル・ケイは、空中ブランコの上で圧倒的歌唱力を披露し、全編に渡りマジックとフォッシースタイルのダンスを披露する。未知の挑戦を果たしたクリスタル・ケイが胸中を明かした。「出演のきっかけは優からのLINE。“一緒にブロードウェイやらない?”って誘われて驚きましたが、現地で作品を観たことがあり、しかも上演後、お客さんに当時リーディングプレイヤーを演じたパティーナさんと間違われたんです。そんな運命的な役なら絶対やらなきゃって!」
最後にふたりは力強く語った。
「予備知識はいりません。誰が観ても凄いと感じ、目の前で感動が感動を重ね、最終的にはなんで泣いているのかわからない涙が流れます。みんな命がけで頑張りました。どうぞ観に来てください!」(城田)
「出演する私自身、毎回素晴らしいパフォーマンスに圧倒され、感情が溢れて涙が出てくるんです。この感情は観ている人とも共有できるはず。1回だけではなく、何回でも楽しめる作品です!」(クリスタル・ケイ)
ほかにも、中尾ミエと前田美波里(Wキャスト)や、今井清隆、霧矢大夢らが出演。アクロバットはブロードウェイの出演者5名が来日する。公演は10日(月)から30日(日)まで。その後愛知、大阪、静岡を巡演。チケット発売中。
取材・文:浅水美保
★ぴあ貸切公演あり!
6/17(月)13:30、6/22(土)17:00
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