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2020年に生誕100年を迎える長谷川町子。その代表作にして、今なお国民的人気を得ている漫画『サザエさん』。そのアニメ放送開始50周年を記念して、サザエさんに縁のある地・東京と福岡で舞台版が上演決定。主演のフグ田サザエ役を務める藤原紀香に福岡で話を聞いた。
「最初にお話をいただいた時は、“ホントに私でいいの?”と思いましたね。だって誰もが知ってて、皆が大好きなこの家族。泣いて、笑って、ほっこりして、50年間、本当に日本中が癒されてきたと思うので、それを私がやるの?と。ただ、家族からは“地のままやん!”と言われまして(笑)。昔から、おっちょこちょいで、よく“アンタ、ほんまサザエさんやなぁ”と言われてきたことを思い出しました。今回は“誰も知らない10年後”が描かれるということで、ワクワクしている部分が大きくて。世代を超えて心に伝わる作品を作ってくださった町子先生へのリスペクトは最大限に込めつつ、キャストの皆さんと力を合わせて、劇場に来てくださるお客さんにワクワクしてもらえるような作品を作っていけたらなと思います」と、サザエさんヘアがお似合いな藤原紀香が開口一番、笑顔で語った。
脚本・演出を手掛けているのは、ありふれた日常の何気ない会話の中で、普遍的な家族の姿を描き出すことに定評のある田村孝裕(劇団ONEOR8主宰)。共演者は出世して忙しくなったマスオに葛山信吾、定年退職で暇を持て余す波平に松平健、家族の悩みを猫のタマ(酒井敏也)に日々語りかけるフネには高橋惠子、大学進学したカツオに荒牧慶彦、専門学校生のワカメに秋元真夏(乃木坂46)と齊藤京子(日向坂46)のWキャスト、中学生になったタラオに大平峻也…と豪華キャストが勢揃い。
「他にどんな登場人物がいるのかな?ご近所さんは登場するの?タマは人間の言葉をしゃべるのかな?私自身もまだわからないことが多いので(笑)、そこも含めて今回のエピソードを楽しみにしていただけたらと思います。皆それぞれに成長して、それぞれの生活があり、家族で一緒にいる時間が少なくなっちゃうところもあるかもしれないけど、サザエさんといえばやっぱり“一家団欒”。舞台を観終わった時に、家族のありがたさや大切さが伝われば嬉しいですね」
博多座にはこれまで何度も足を運んでいるが、自身が舞台に立つのは今回が初めて。
「周りの役者さんから、本当に使い勝手のいい、素晴らしい劇場だと伺っていたので、そこに自分が立つと思うと今からドキドキしますね。博多座にいらっしゃるお客様は、熱気があって盛り上がって下さる印象が強いので、今回も一緒に盛り上がれたらと思います。是非、皆さん、博多座にいらしてください!」
福岡公演は9月28日(土)から10月13日(日)まで、博多座にて上演。その他、東京・明治座で9月3日(火)から17日(火)まで上演。チケットは発売中。
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