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メンバー5人が全員山形県出身のバンドTHE BOHEMIANSが、新作『the popman’s review』を9/25(水)に発表する。昨年発売された作品が初のベスト盤だったので、オリジナルとしては1年10ヶ月ぶりの作品だ。平田ぱんだ(vo)とビートりょう(g)に話を訊いた。
「一昨年に(プロデューサーのthe pillows山中)さわおさんから“次のアルバムはりょう君中心で作りなさい”と言われて。作ってるうちにコンセプトを持たせた作り方をしてたんです」(りょう)
the pillowsの30周年記念で制作された映画「王様になれ」にはTHE BOHEMIANSも出演している。その撮影は3月に行われたthe pillowsのツアー・ファイナルの日に行われた。
「打ち上げで、その時点でのデモをまとめたものをさわおさんに聴いてもらった感想と、オレらがどうやりたいかというミーティングが行われて、“もうちょっと曲を溜めてみる方向にしたらどうだ”ということになって」(りょう)
そのときのコンセプトは出身の山形を架空の場所に見立て、そこで出会った架空のバンドの物語だったという。今回収録された中にその時点で出来上がっていた曲も多いというが、ポップなナンバーが加わって本作が完成した。「ボツになった曲は(THE WHOの)ピート・タウンゼントみたいに、ソロで完成盤を家で作ります(笑)」(りょう)
全11曲に耳を傾けると、各パート聴かせどころ満載のアレンジが秀逸だ。「いつもは切羽詰って作曲者がメンバーに“こうして”と指示を出すパターンが多かったけど、今回はスタジオで5人でじっくりやっていった感じですね。6曲目の「Please Mr.Yes-Man」は、生まれて初めてデモを超えたと思いました」(りょう)
「えっ、そうなの?(笑)」(平田)
「自分の作った曲は自分で歌唱して録音したのが一番いいとすら思ってるんですけど、5人で演って“やっと超えたな”と思いました(笑)」(りょう)
そして平田のボーカルが飛び抜けて魅力的。ライブ・バンドとしてのスケールをグッと引き上げている彼の表現力には圧倒される。「今回は歌は苦労しなかったですね。ボーカルに迷いもなくなったんで。りょう君が書いた詞ってたまに僕のキャラと違うんですよ。今回は全部自分のキャラにもハマってるし。そういう意味で歌いやすかったのかも」(平田)
10月からは全国ツアーもスタート、12/13(金)渋谷duo MUSIC EXCHANGEまで続く。
「ライブは“でかい感じ”にしたいですね。スタジアムな感じ(笑)」(平田)
「僕は常々THE BOHEMIANSはジャンルで言うと“スタジアム・ロック”だと思っていて。動員に関係なくどこで演ろうとスタジアム・ロックです(笑)」(りょう)
確かにスタジアムで平田が歌うイメージが浮かぶほど、スケールのでかい曲が詰まった本作。ツアーも楽しみだ。
取材:文/浅野保志(ぴあ)
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