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25周年の地球ゴージャスが代表作をミュージカル化!
2019年11月08日 10時00分 [演劇]
岸谷五朗・寺脇康文

岸谷五朗と寺脇康文が1994年に結成し、累計100万人に達する観客を動員する人気ユニットへと発展した「地球ゴージャス」。2009年に上演した『星の大地に降る涙』を本格ミュージカル化し、岸谷、寺脇以外は新キャストによる上演が来春に決定した。
「地球ゴージャスはまず再演をしない。その時間があるなら前に進んで新作を作りたいから」と語る岸谷に再演の後押しをしたのは、25周年という区切りだった。
「唯一の再演の『クラウディア』も10周年のときだった。今回は25周年で周りがお祝いしてくれる空気に乗っかっちゃえと(笑)。なので“祝祭公演”と銘打ちました」(岸谷)
「25周年って、これまでを1回振り返ってみて、また新たなスタートを切る気持ちにもなる、いい時間。作品は僕らにとってはかわいい子供のようで全部愛しているけど、その中で特にやりたいものがあるんだとしたら、今の時代にもう一度よみがえらせるのもいいなと。結局、五朗ちゃんが今やりたいものをやることが一番いい結果を生んできているので」(寺脇)
「『星の大地〜』は唯一時代設定が決まっている作品で、1868年という日本が激動の時代に、とっても愛すべきひとつの部族が消滅していったという話。アメリカの移民問題や日韓関係…今このテーマが必要だなと思った」(岸谷)
「俺も根拠はよくわからないけど、『今やるならこれだね』とは思いました。地球ゴージャスの作品がこれ以降、ちょっと大人っぽくなって、深みが増したという印象もある」(寺脇)
「やるからには間違いなく前作を上回らなきゃ意味がない」と言う岸谷が今回の上演にあたり胸を張るのは、ミュージカル化というダイナミックな変化と充実のキャスト陣。舞台初主演となる新田真剣佑、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』出演で映像でも注目を集めた笹本玲奈らが参加する。
「マッケン(新田)は演劇の舞台に立つための素材を全て持っている“舞台に選ばれた人”。笹本さんは実際に母でもあり、よりリアルにステラ(妊婦という設定)という役に近づく人だなと感じます」(岸谷)
「マッケンは計算や?が全くない、白い光がフワーッと降ってくるような芝居をするヤツで、一緒に舞台に立っていて吸い込まれそうになった。マッケンの純粋さと笹本さんの清廉さ、そして汚れた俺たち(笑)」(寺脇)
 華やかな、だが重く刻まれるテーマを孕む“祝祭公演”で次への一歩を踏み出す。

公演は、2020年3月10日(火)〜4月13日(月)まで、舞浜アンフィシアター・千葉にて。その後、2020年5月3日(日・祝)〜14日(木)までフェスティバルホール・大阪にて上演。チケットぴあでは、一般発売直前先行受付中!

ライター:武田吏都
カメラマン:源賀津己

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