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葵わかなと木下晴香が豪華な舞台衣装で会見に登場
2019年11月13日 12時10分 [ミュージカル・ショー]
ミュージカル『アナスタシア』 撮影:森好弘

1997年公開の同名アニメ映画から着想を得て誕生したミュージカル『アナスタシア』。世界各国で上演を重ねるこの人気作が、ついに日本に上陸する。その製作発表会見が、11月12日、都内某所で開かれ、葵わかな、木下晴香、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、山本耕史、堂珍嘉邦、麻実れいの8名が登壇した。

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冒頭で披露されたのは、海宝、相葉、内海による「My Petersburg」と、葵、木下による「Journey to the Past」の2曲。それぞれ同じ舞台に立つのはこの日だけというスペシャルなステージで、その力強く美しい旋律は、作品への期待感をより一層高めてくれる。

葵と木下が演じるのは、帝政ロシア時代最後の皇帝ロマノフ2世の子で、唯一生き延びたと言われるアナスタシアによく似た記憶喪失の少女アーニャ。葵は「いろいろな苦境に立たされながらも、夢と希望を忘れない強い女性。自分自身すごく共感出来る女性でもあり、演じられるのが楽しみです」と語る。一方木下は「楽しいエンターテインメント的な曲もあれば、壮大でロマンチックな曲もある。すごくいろいろな色の楽曲が楽しめるのも、この作品の大きな魅力だと思います」とアピールする。

海宝、相葉、内海のトリプルキャストで挑むのは、アーニャを利用するつもりが、次第に彼女に惹かれていく詐欺師のディミトリ。「チャーミングでクスっとさせるところもありますが、どこか食えないキャラクターになればいいですね」とは海宝。相葉は「愛嬌たっぷりのキャラクターを、うまく楽曲に乗せてお伝え出来たら」と語り、内海は「アーニャと出会って成長していくディミトリの姿を見せたい」と続ける。

アナスタシア暗殺の命令をくだされた将官グレブを演じるのは、山本と堂珍。山本は「お客さんがアーニャを応援したいという気持ちを掻き立てるような、大きな壁となる存在」と自らの役どころを分析し、堂珍は「登場人物の中で唯一マイナスからプラスに変わっていく人物。いいスパイスになれれば」と抱負を語る。またアナスタシアの祖母・マリア皇太后役の麻実は、本作が22年ぶりのミュージカル出演。「壮大な歴史ドラマであり、夢とロマンと幸せに満ちたこの作品に参加させていただけることがとても嬉しいです」と微笑む。

フォトセッションで葵と木下が見せたのは、本番用の豪華で煌びやかな舞台衣裳。また高精細LEDスクリーンを使った映像は、かつてない劇空間を生み出す。この貴重な日本初演のステージを、ぜひ見逃さないで欲しい。

公演は3月1日(日)〜28日(土)まで東急シアターオーブ・東京にて、その後4月6日(月)〜18日(土)まで梅田芸術劇場メインホール・大阪にて巡演。チケットぴあにてチケット発売中。

取材・文:野上瑠美子

チケットぴあ

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