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2020年8月28日(金)、歌手の氷川きよしが座長を務める『氷川きよし特別公演』が、東京・明治座で開幕した。氷川きよしが明治座の座長を務めるのは、今回で6度目となる。客席は前後左右1席ずつ間隔をあけ、ステージ上でも一定の距離を確保する等、感染症対策を行いながらの公演となる。
公演は二部制で、第一部は芝居『限界突破の七変化 恋之介旅日記』。本作は、2018年『氷川きよし特別公演』で好評を博した、氷川演じる旅役者・恋之介と一座の仲間達との明るく楽しい珍道中を描いた、オリジナル喜劇の第二弾だ。共演は、川野太郎、山村紅葉、曽我廼家ェ太カ、真瀬樹里、西寄ひがし他。華やかな衣裳を身にまとった氷川きよしが登場すると、劇場内には歓声の代わりに大きな拍手が沸き起こった。劇中では勇壮な舞やあっと驚く変装など、まさに七変化する恋之介を熱演。最後のシーンで、恋之介が邁進することを誓うと、客席からは温かな拍手がおこった。
第二部は『氷川きよしコンサート 2020 in 明治座』。第一部のお芝居から抜け出したかのような股旅衣裳を身にまとい登場した氷川きよし。デビュー曲である「箱根八里の半次郎」からコンサートはスタート。「きよしのズンドコ節」では、感染予防のため、普段の“きよしコール”の代わりに、3回の手拍子で盛り上がりをみせた。「白雲の城」では袴姿で、「母」では赤いスーツで気持ちを込めて歌い上げた。本コンサートでは演歌のみならず、今年話題を呼んだ、氷川きよし初のポップスアルバム「Papillon(パピヨン) - ボヘミアン・ラプソディ-」より、「限界突破×サバイバー」、「Never give up」、「碧し」を披露。客席から声援を送ることができないなかでも、氷川きよしの白熱のパフォーマンスに観客はペンライトや手拍子で応え、会場は大きな盛り上がりをみせた。演歌とポップス、表現の幅を広げた新たな氷川きよしを堪能できるコンサートとなった。コンサート終盤、氷川は「半年ぶりに皆様にお会いできて本当に嬉しかったですし、皆さんがこれからも元気で健康でいてくださるように、そして、このコロナウイルス感染症が早く収束し、コンサートができるよう願っています。一ヶ月間、安全な状態で最後までやり遂げたいと思っていますので、どうか見守っていてください。今日は本当に有り難うございました。」と締めくくり、沸き起こる拍手のなか幕を下ろした。
『氷川きよし特別公演』は、感染症対策を徹底し、東京・明治座にて9月27日(日)まで上演。チケット発売中。
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