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宮本亞門「コロナ禍だからこそ、愛の物語を」 映画『チョコレートドーナツ』が初舞台化
2020年10月13日 10時27分 [演劇]
撮影:五月女菜穂

ゲイの男性が育児放棄された障がいを持つ子どもを育てたという実話に着想を得て制作された映画『チョコレートドーナツ(原題:ANY DAY NOW)』が宮本亞門の演出で、2020年12月〜2021年1月、初めて舞台化される。

舞台は1979年のウェスト・ハリウッド。シンガーを夢見ながら、ショーパブの口パク・ダンサーとして日銭を稼ぐルディ(東山紀之)と、正義を求めながらも、ゲイであることを隠して生きる検察官のポール(谷原章介)は、母の愛情を受けずに育ったダウン症のある少年マルコ(高橋永/丹下開登のWキャスト)を愛し、大切に育てた。ある日、ルディとポールがゲイのカップルであることが周囲に知られてしまう。2人の関係を偽っていたことが原因で、マルコは家庭局に連れて行かれる。「今こそ、法律で世界を変えるチャンス」と差別と偏見で奪われたマルコを取り戻すために裁判に挑むことを決心するが……というあらすじだ。 

演出をする宮本亞門は、原作の映画に「大感動した」といい、「米国でもメジャーなハリウッド映画ではないが、テーマ性があって、意義深い作品。特にルディを演じたアラン・カミングの演技は凄まじかった」と語る。

今回、そのルディを演じるのは東山紀之。宮本は「よくぞ引き受けてくれたなと驚いた。アランの演技をみたら、普通だと怖いのではないかと思う」と話しながらも、「でも、そこに飛び込んできてくれた。社会に戦い続け、悩み、歌を歌うルディのような役は、彼も経験がないはず。役者冥利に尽きるし、役者としての評価が試される役」と期待を寄せる。

また、ポールを演じる谷原章介については、宮本は「谷原さん自身とても真面目で、優しくて、理知的。ポールと似ているところがある」。そして、「ポールは、ゲイであることをカミングアウトできずに悩んでいるとき、ルディとの出会い、彼の心の旅が始まる。そこをうまく表現できたら」と述べた。

コロナ禍での稽古、そして上演。宮本は「コロナの影響で、いろいろなことが浮き彫りになったし、社会の断絶も感じる。だからこそ僕は、愛にあふれた作品を舞台として出すことで、我々が忘れてはならないものや必要なものを感じてほしい。難しい政治の話ではなく、愛の話。エンターテインメントの色合いも含めながら、ぜひ劇場に来ていただければ」と呼びかけた。

東京公演は2020年12月7日(月)〜30日(水)までPARCO劇場。そのほか、上田市、仙台、大阪、東海市で上演される予定。チケット発売中。

取材・文・撮影:五月女菜穂

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