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京都で旗揚げし、現在は東京を拠点に活動中の悪い芝居。15周年を迎えた2019年には、東京・世田谷パブリックシアターによる「シアタートラム ネクスト・ジェネレーション」に選出され『ミー・アット・ザ・ズー』を上演。今回、約1年2か月ぶりの本公演で、本多劇場初進出を果たす。
ひりひりとした刺激に満ちた感情や言葉が渦巻く物語を、ポップな表層で包み込む作・演出の山崎彬。今回上演する新作『今日もしんでるあいしてる』は、悪い芝居流のファンタジックなラブストーリーだ。しんでいることに気づいていない妻と、そのことを教えたくない夫の物語と、思い描いてなかった未来を生きる初老の男の物語を交錯させて描き出す。
「物語をつくるときはいつも、その時どきに自分が感じていることや置かれている状況を題材にしてきたんです。今回何をどう書こうかと考えた結果、やっぱり、今しか書けない感覚を大事にしようと。夫婦のラブストーリーを軸に死ぬこと、愛することを描いていたら、“生きること”につながりました。世の中はいつかなくなるものとかいつか終わるものしか存在しなくて、それは命もそうだし愛情もそうで、それをなくさないようになんとか踏ん張ることが生きることなんだと。また、自分の中では、今のエンタメ業界とか演劇が置かれている状況もテーマになっています。不自由さとか、それに伴っての不寛容さとか、純粋だけじゃやっていけない状況とか、それに抗いたい気持ちとか。とはいえ、社会派なことをやりたいとは思っていなくて、僕はいつも“観て元気になるお芝居”にしたいという思いがあるので、キラキラしたファンタジックなものとして描いています」。
書き進める中で大事にしたのは、言葉の選び方だ。「今回は特に、描きたいもののイメージはあるけど、それを表す言葉がないものを描こうとしているので。でも意図と違うように伝わりたくない。意図せず傷つけることはしたくない。言葉を選ぶ中でやっぱり最後に行きついたのは、感覚的なものを大切にして書いたものが一番しっくりきましたね」。
客演には、劇団☆新感線の粟根まことをはじめ、柿喰う客の牧田哲也、さいたまネクスト・シアターの内田健司ら頼もしいキャストを迎える。「自分が今感じるものを書いて、一緒に立ち向かってくれるような方たちです。粟根さんは、きっとみなさんが見たことのない粟根さんを見られると思います。愛と命の話を真正面からやっているので」。
客席を半数にする他、劇場では感染対策を十分に行い上演する。「胸を張って「劇場で会いましょう」と言える対策はとっているので、ぜひ劇場で観れる方は来ていただきたいです。オンライン配信では、映画やライブ撮影みたいなつもりで、舞台上にカメラが上がったりもしますし、客席からでは見られない見せ方をしようと思いますので、来られない方はそちらで楽しんでいただければうれしいです」。
公演は2月14日(日)から21日(日)まで、本多劇場にて。特別撮影版でのオンライン配信は2月21日(日)から3月14日(日)まで。チケット発売中。
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