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野村萬斎、舞台『子午線の祀り』に手応え 2月21日より開幕
2021年02月24日 09時52分 [演劇]
撮影:細野晋司

舞台『子午線の祀り』が、2月21日(日)よりKAAT神奈川芸術劇場 ホールにて開幕した。

『子午線の祀り』は、木下順二が『平家物語』を基に“天”の視点から人間たちの葛藤を描き、平知盛や源義経をはじめとする源平合戦にかかわった登場人物たちを躍動感をもって浮き彫りにし、心理描写も巧みな壮大な歴史絵巻に仕立て上げた戯曲。日本語の“語り”の美しさと荘厳な響きを引き出す群読という独特な朗誦スタイルを随所に用い、演劇史に確固たる地位を築いてきた作品として広く知られてきた。

その戯曲を受けて宇野重吉、観世栄夫、木下順二らの演出による初演が1979年。能・狂言、歌舞伎、現代演劇で活躍する俳優、スタッフがジャンルを越えて創り上げ、高く評価された。その後、幾たびもの上演を経て、この伝説的な舞台が、野村萬斎の新演出により世田谷パブリックシアターで上演されたのが、3年前の2017年のこと。

世田谷パブリックシアターとKAAT神奈川芸術劇場の共同制作となる今回は、2017年版をベースにした新演出で、野村萬斎が再び作品を立ち上げた。

初日を終えた野村は、「『子午線の祀り』という戯曲そのものが持つ宇宙観を生かしながらも、より凝縮した“ドラマ”になった」と手応え十分の様子。成河は、「簡単には越えられない山に全員でタックルして、立ち向かっているという感じですね」と全員が一丸となって舞台に挑んでいることを明かす。若村麻由美は「劇場に共にいる喜びを分かち合い一期一会のタイムトラベルを千穐楽迄果たします」と感染症予防対策に努めながら来場した観客に向けて、感謝のメッセージを送った。

本舞台は神奈川公演に続き、名古屋、久留米、兵庫、東京と3月30日(火)まで上演される。

『子午線の祀り』
作:木下順二
演出:野村萬斎
音楽:武満徹
出演:野村萬斎、成河、河原崎國太郎吉見一豊、村田雄浩、若村麻由美ほか
企画制作:世田谷パブリックシアター 共同制作:KAAT神奈川芸術劇場

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