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ミュージカル『ALTAR BOYZ(アルターボーイズ )』が東京・新宿FACEで上演中だ。
本作は2004年にアメリカで初演され、翌年05年にベスト・オブ・オフ・ブロードウェイベスト賞に輝く。アメリカでのツアー公演のほか、韓国やハンガリー、フィリピンなど世界各国で上演され、日本初演は09年。日本版の上演は今回で7回目だ。
アルターボーイズとは、神と司祭に仕える美しき男子たちのこと。5人の使徒たちがボーイバンドを結成し、“福音”の歌とダンスで愛を説いて、観客の魂を“浄化”してきた。今回は、2021年世界ツアーの、日本ファイナル公演という設定。はたして、この5人は日本ファイナル終了までに観客たちの魂を全員救うことができるのかーー。
人種差別や移民差別といった現代社会の課題が知的な比喩に姿を変えて、ファンキーでコミカルな愛と希望にあふれたミュージカル全編にさりげなく散りばめられている。バラード、ゴスペル、ラテン、ラップなど、多彩な楽曲とダンスが何とも楽しい。
これまで舞台上に観客を連れ出し、目の前でラブソングを歌うなど、観客と近距離でやりとりすることが本作の大きな特徴であったが、それらの演出はコロナ禍でやむなく中止に。その代わりに、あえて「会えない寂しさ」を観客に向かって歌ったり、コールアンドレスポンスではなく拍手を求めたり、恒例の“懺悔”をオンライン上で事前に募集したりと、工夫を凝らしていた。
今回は、チームLEGEND、チームGOLD、チームSPARKという3チーム制での上演。4月9日に行われたチームLEGEND(東山義久、植木豪、中河内雅貴、良知真次、浅川文也)によるゲネプロ(最終舞台通し稽古)を見た。浅川は今回が初参加だが、それ以外の4人は初演から出演し、2017年の公演で一旦は“卒業”した「伝説のメンバー」。それぞれが第一線で活躍しているため、歌でもダンスでもしっかり魅せてくれるのだが、何よりメンバー同士の仲の良さや信頼感が垣間見えるのがいい。初演から10年以上経つが、19年には共に作品を作ってきた森新吾さんが亡くなるという悲しみや、このコロナ禍を経験したことで、メンバー同士の絆が深まり、舞台に懸ける思いがより一層強まった印象があった。
東山義久はゲネプロのカーテンコールで「キャスト・スタッフ一丸となってコロナ対策を徹底し、チームLEGEND、チームGOLD、チームSPARKの3チームとともに、千秋楽まで一人でも多くの皆様の魂をお救いできる作品を作ってまいりたいと思います」と挨拶した。
上演時間は約2時間。公演は4月30日まで。なお、5月3日?5日には、東京・恵比寿ガーデンホールで、3チーム全キャストが参加するスペシャル合同公演の開催も決定した。チケットの一般発売は4月24日10:00開始。こちらもぜひチェックしよう。
取材・文・撮影:五月女菜穂
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