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ジャニーズきってのダンサーで俳優の屋良朝幸が主演するミュージカル『ドッグファイト』が装いも新たに、4年ぶり3度目の再演が決定した。映画を原作に2012年オフ・ブロードウェイで舞台化。ベトナム戦争に従軍する海兵隊員たちの愛と成長を描く、ほろ苦い青春ラブストーリーだ。作詞・作曲は映画『ラ・ラ・ランド』などでアカデミー賞に輝き、ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』でトニー賞を受賞した黄金コンビ、ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール。2015年の日本版初演を観劇した作家の二人から「グレイト!」とお墨付きをもらった屋良が、合同取材会で意気込みを語った。
初演から主演を務める屋良は「日本版には唯一無二の魅力がある」と自信を見せる。「これだけダンスで魅せる『ドッグファイト』は、世界中どこにもない。初演を観た作家のお二人もそこを喜んでくれて、客席ですごく盛り上がってくれた。自分がダンスを突き詰めて来たからこそできた表現だったので、光栄でした」。今回の役作りでは、アメリカ海兵隊員らしい肉体改造に挑む。「やはり見た目も大事だなと。半年前からトレーニングを始めて体重を5、6キロ増やしました。筋肉が付くと踊れなくなるという話も聞きますが、実際はものすごくキレがある」。
今作では、屋良以外のキャストを一新。「共演経験のある方も多く、皆さんどういう役作りをしてくるのか楽しみ」と期待を寄せる。後輩の今江大地(関西ジャニーズjr.)とは交流もあり「僕の振付もよく踊ってくれている。今作を通して今江君いいよね、と言ってもらえたら嬉しい」。初共演の小川優(ジャニーズjr.)とは「稽古で人柄を知っていければ」と話す。
ジャニーズ事務所に入所して四半世紀が過ぎた。コロナ禍の自粛期間中は、自分が何者なのかを見つめ直す時間にもなったと振り返る。「エンターテイナーの見せ方のひとつとしてミュージカルに出演したり、振付けやライブもする。ダンスという武器はあるけど、未だに軸を探している感じ。でも10代の頃からアンダーグラウンドなダンスや新しいことをやりたいという反骨心は曲げずに、今でも持ち続けている。そこは良かったなと。ここまで来たら、自分のエンターテインメントの芯を作って、天国のジャニーさんにも『まだバカな事やってるよ』と自信を持って言いたい」と信念を語る。心機一転、主演作からまた次なる一歩を踏み出す。「振付やセットもガラッと変わるので、一度見たことがある方も新しい気持ちで見てもらえると思います」と笑顔でアピールした。
公演は9月17日(金)から10月4日(月)まで東京・シアタークリエ、10月6日(水)愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、10月21日(木)から24日(日)まで、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。東京・愛知公演はチケット発売中。大阪公演は8月21日(土)一般発売。チケットぴあでは8月20日(金)23:59まで先着先行を受付中。
取材・文:石橋法子
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