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ゾンビをテーマにしたパフォーマンスが集結する『ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2021』が2021年10月2日(土)と3日(日)、CBGKシブゲキ!!(東京都渋谷区)で開催される。
ゾンビフェスは、ゾンビをテーマにした作品を数多く手掛けてきた入江雅人がホストを務め、2017年にスタート。5年目となる今年は、アーティスト・中村 中の参加も決定。一人芝居、ダンス、弾き語り、落語......とジャンルを問わないイベントになりそうだ。
もともと中村のファンだったという入江は、good morning N?5『ただやるだけ』(2020年)での共演を経て、ゾンビフェスへの出演をオファーしたという。一方の中村も、2019年のゾンビフェスを観客として見ており、打ち上げにも参加したそう。中村は「演劇畑とか、音楽畑とかって垣根を超えて色んな表現が混ざっていたし、それでいて全部尖っていたので雰囲気がすごくよかった」と振り返る。
“ゾンビ”と言ってもさまざまな解釈ができる。
中村は「こういう性格じゃなかったら、もうちょっと生きやすかったな?とか、言葉選びが上手ければ喧嘩しなかったかな?とか、あの人と別れずにすんだかな?とか、生きていれば多分誰もがそういう後悔を抱いたことがあると思うんですけど」と話した上で、「できなかったことって年をとればとるほど増えていくじゃないですか、でも後悔を抱いたままじゃ死んでも死にきれない!というか、その状態もある意味“ゾンビ”だと思うし。あとは“ゾンビ”になれたら、蘇ってやれなかったことをやりなおせるかも知れない!とか。“ゾンビ”って色んな可能性を秘めてるなって思ってて」。
そんな着眼点から「コロナ禍で自由に身動き取れない人が世界中にいますよね。私もツアーが思うように組めなかったりと、生き地獄で死にきれない"ゾンビ"状態なので、ゾンビフェスでやれなかったことを取り戻そうと思います」といい、今回のゾンビフェスで新曲の制作・披露する予定を明かした。
一方の入江は、毎年大切に演じてきた一人芝居『帰郷』と、オクイシュージとの新作芝居を上演する。映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』に刺激を受けて、これまで10本以上の“ゾンビもの”の舞台を作ってきた入江だが、このゾンビフェスに関しては「ゾンビというテーマはなんとなくあれば良くて、どちらかといえば、夏の終わりの切なさを感じてもらえれば嬉しい」と話す。「出演者がどんな作品を見せてくれるか僕自身も毎年楽しみにしてます。色んなジャンルの至高の芸が味わえる唯一無二のフェスです。良かったら遊びに来て下さい!」。
そのほかの出演者は、入手杏奈(ダンス)、清水宏(スタンダップコメディ)、立川志ら乃(落語)、塚本功(エレクトリックギター演奏と歌)。
取材・文:五月女菜穂
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