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演出家・松森望宏、俳優・桧山征翔、演出助手・石川大輔による演劇ユニット「CEDAR」が今回取り組むのは、ドイツの劇作家シラーの戯曲処女作『群盗』。2018年に第3回公演として上演したが、今回は新キャストを迎えた新演出版の上演となる。
出演する山崎銀之丞は「翻訳物は基本的にやらないようにしていたんです。解釈がしっくりこなくて、役を持て余してしまうことが多いので」と思いを明かし、CEDARからのオファーも一度は断ったという。しかし、演出の松森とのディスカッションを何度も重ねたり、改訂稿を読んだりする中で「(松森さんの)熱心さに根負けしたというか、断る理由がなくなった」として、出演を快諾したという。
その上で、「細かくディテールを見ていくと、辻褄が合わないところや意味が分からないところもあるのですが、本作は大枠で見る芝居。若者たちが立ち上がって時代を変えようとする大きなうねりの中で、生きる希望を見つけようよという話です。スペクタクルさはないかもしれないけれど、何かに立ち向かっている若者たちが魅力的に見えたら一番いいのかな」と本作の魅力を語っていた。
CEDARのメンバーで、本作に出演する桧山も「古典としては見やすく仕上がったと思います」と自信を見せる。なんでも18年公演の際は、上演時間4時間だったが、今回は約2時間に凝縮させたそう。全く違った作品に見えるに違いない。
『群盗』は、本来ならば今年6月に上演される予定だったが、コロナ禍ということで、上演が延期になった経緯がある。桧山は「今年は3本の公演が中止になりました。これから先、本当に演劇を上演できるのかと思いながら日々を過ごしてきたので、こうして無事に稽古が終わり、劇場に乗り込めることが何より嬉しいです」と話していた。
主演するフクシノブキも「前回延期が決まった時から、(演じる)カールを温め続けてきた。半年前の自分だったら見せれなかったかもしれない部分を今なら見せられるような気がしています」と熱い思いを語る。そして、「(公演期間は)クリスマスと被りますし、決してハッピーな話ではないですけど、延期や中止が重なった年の最後に、THE演劇をできることが嬉しいです。お客様にもぜひ純粋に芝居を楽しんでほしい」とメッセージを送った。
公演は2021年12月18日(土)?26日(日)まで、赤坂RED/THEATERにて。
取材・文・撮影:五月女菜穂
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