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アニメ放送50周年の2019年、10年後の磯野家を描き好評を得た舞台版『サザエさん』が、舞台版オリジナルストーリーで戻ってきた!初演の際には、原作者の長谷川町子(福岡出身)が“サザエさんを発案した地”といわれる福岡・西新商店街での人力車パレードも話題になった主演・藤原紀香が、時代を超えて色あせない原作の魅力、そして舞台ならではの見どころを語ってくれた。
「当初は、『藤原紀香がサザエさん?』という声もあったのですが、実はおっちょこちょいでやらかしてしまうことも多く、家族や身近な人には『そのままやん』と言われていました(笑)。とはいえ、私をちゃんとサザエさんにしてくれたのは、すばらしい共演者の方々。父・波平役の松平健さん、母・フネ役の高橋惠子さん、まるでマンガから抜け出してきたような夫・マスオ役の葛山信吾さんなど、ひとりひとりが原作へのリスペクトを持って挑んだ舞台を観て、お客さまが『本当にサザエさんだった〜』と言ってくれたときは涙が出ました」。
前作から数年後という設定で、出世して多忙になったマスオ、子供たちの心配が尽きないフネ、定年退職した波平など主要キャストはそのままに、今回は中学生になったイクラちゃんも登場する。「いつも平和なサザエさん一家ですが、時がたてば環境も変わりますし、家族もいろいろな悩みを抱えています。そんな皆の悩みを、サザエさんが持ち前のおせっかいで解決し、家族の気持ちをひとつにしていくような作品になると思います」。また前回好評だった、藤原が『あかるいサザエさん』を歌うミュージカルのようなシーンにふれ、「本番10日前に急遽歌うことが決まったのですが、あそこで泣いたというお客さまが多くて驚きました。今回も台本にはありませんが、いつでも脚本・演出の田村(孝裕)さんのリクエストに応えられるよう、発声練習をしてコンディションを整えています(笑)」とやる気を覗かせた。
TVアニメも毎週観ているという藤原。『サザエさん』の魅力について「いつ見ても面白いし、同じエピソードを何回見ても飽きない。テーマもメッセージも普遍的で、何年たっても古くならない。それに、サザエさんってすごくおしゃれ!今日の衣装やアクセサリーは、サザエさんをイメージして自分で選んだものです」と、白いビーズの付け襟がポイントのカラフルでキュートなファッションを披露。ちなみに、サザエさんヘアは地毛とパーツで再現しているとか。
最後は、「元気と、楽しみと、癒し、そしてさらに進化したサザエさん一家の家族の絆をお届けします。ぜひ、劇場へお越しください」と、サザエさんポーズでメッセージ。藤原紀香のおおらかなコメディエンヌぶりも光る舞台「サザエさん」に注目だ。
公演は2月13日(日)まで東京・明治座、2月22日(火)〜27日(日)大阪・新歌舞伎座、3月3日(木)〜6日(日)福岡・博多座にて。チケットは発売中。
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