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アラーキー、「“エロガンス”なイメージで、シャネルとコラボできたよ」
2008年06月03日 16時41分 [アート]
MOBILE ART会場

世界を巡るシャネル(CHANEL)のアート・プロジェクト「モバイルアート(MOBILE ART)」が、5月31日、東京・国立代々木競技場オリンピックプラザにて開幕した。

まるで宇宙船のような近未来的パビリオンは、イラク出身の建築家ザハ・ハディドが設計した移動式の建築物。今年2月にスタートした香港を皮切りに、東京、ニューヨーク、ロンドン、モスクワ、パリを約2年かけて巡回する壮大なプロジェクトだ。設立当初よりアートと深く関わり、支援してきた高級メゾンのシャネルが、とりわけ象徴的な商品「キルティングバッグ」をテーマに、世界各国の現代アーティスト20組に作品制作を依頼した。

日本からは、荒木経惟、束芋、オノ・ヨーコ、田尾創樹の4人が参加。近年、海外での活躍が目覚しい写真家・荒木経惟は、バッグの鎖で緊縛したヌード写真を「アラキネマ」と名付けられたスライドショーで展開している。「エロガンス(エレガンス+エロス)なイメージで、本能のまま撮ったんだよね。今回のシャネルとのコラボレーションで、アートの楽しい出会いが出来たよ」とコメント。また、毒気のあるアニメーションで注目を集める気鋭作家・束芋は、深い穴の壁面に映像が流れるインスタレーションを発表。「シャネルのバッグを製造している工場を見学して、初めて参加しようと決めました。職人が1個1個、作品のようにプライドを持って作っている姿に感動した。大切に使う人がいてこそ、ブランドの価値がある。消費社会について考える機会をもらった。作品は、“身体”を記憶や体験を運ぶ“バッグ”と見立て、そこから派生した昆虫のイメージをアニメーションにしました。私の中では、ファンタジー作品だと思っています」と語った。

来場者は、携帯式のMP3プレーヤーで音声やサウンドトラックに導かれながら、40分ほどかけて作品を鑑賞する。本展は、入場無料だが事前予約が必要。当日、会場内特設BOXで予約するか、事前に電子チケットぴあでのweb予約が可能。現実から解き放たれた異空間で、かつてないアートを体験できる「モバイルアート」は、7月4日(金)まで。

チケットぴあ

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