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“謎の天才画家”フェルメールの傑作を史上最多7作品が一挙公開
2008年08月05日 18時45分 [アート]
展覧会「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」

17世紀オランダ絵画を代表する画家のひとり、フェルメール(1632〜1675年)。柔らかな光にあふれた静謐な室内絵画を得意とし、“光の画家”とも称される彼だが、現存する作品はわずか30数点のみ。いまだ多くの謎に包まれているこの天才画家が、350年の時を越えて近年、世界的なブームを巻き起こしている。そんななか、日本での決定版ともいえる展覧会「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」が、8月2日、上野・東京都美術館にて開幕した。

これまでも数々のフェルメール展は開催されてきたが、今回は過去最多となる7点の傑作が、欧米各地に点在する美術館より結集。そのうち5点が、日本初公開となる。フェルメール初期の宗教画《マルタとマリアの家のキリスト》、また数少ない風景画として初来日を果たす《小路(こみち)》、そして光の表現を巧みに描いた《ワイングラスを持つ娘》、《リュートを調弦する女》、《手紙を書く婦人と召使い》などの室内画も充実。さらに、近年フェルメールの真作と確定された《ヴァージナルの前に座る若い女》も小品ながら必見だ。そのほか、フェルメールが生涯を送ったオランダの小都市・デルフトで発展した美の潮流、「デルフト・スタイル」の巨匠画家たちの代表作も紹介される。

8月1日に開催された内覧会では、開始前から行列ができるほどで、注目度の高さがうかがい知れた。また、展示室内はフェルメールの絵を間近で、長い時間をかけて鑑賞できるような空間になっていて、アートファンたちの静かな熱気に包まれていた。

1点の絵を見るために、世界中から多くの人々が訪れるほど偉大な存在、フェルメール。今回、7点が一堂に来日するという奇跡的な快挙は、アートファンならずとも見逃せない。

「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」
12月14日(日) 上野・東京都美術館にて開催中

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