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在京スポーツ7紙の映画記者が選ぶ「第51回ブルーリボン賞」の授賞式が3日、都内で行われた。主演男優賞は『おくりびと』の本木雅弘、助演女優賞は『歩いても 歩いても』に出演した本木の義母・樹木希林で、初の“親子”同時受賞に。樹木は仕事の都合で欠席したため、代理で娘の内田也哉子が出席。本木と内田は結婚時以来、約14年ぶりのツーショットを披露した。
1992年の『シコふんじゃった。』以来、2度目の主演男優賞受賞となった本木は「自分の演技が優れてるとは思わない。作品に品格を添えてくれた山崎努さんの演技に、ちょこんと乗っていただけ」と謙遜しつつ、「納棺にはその時にしかない特別な美しさがある。人の心に救いを与えられるものになれば」などと約5分間にわたってスピーチ。「ダラダラと話してすみません。妻が同席しているので、その緊張をごまかしたくて…。樹木さんとの親子受賞以上に恥ずかしい」と照れ笑いした。
内田は「女優でもないのに、ここに立つのは筋違いですが」と断ってから、「どこでなくしたのかな。(1986年度の)ブルーリボン賞で(特別賞を受賞した夫の内田裕也が)もらった万年筆。物欲のない夫が悔しがっていました。それがこのたび見つかったというか、手に入るということで、内田家の財産です。めったに笑わない夫の喜ぶ顔が目に浮かびます」と樹木から預かった手紙を読み上げた。
司会を務めたのは、昨年『それでもボクはやってない』で主演男優賞を受賞した加瀬亮と、『夕凪の街 桜の国』で主演女優賞を受賞した麻生久美子。慣れない大役だったが、ふたりは5月公開の映画『インスタント沼』で共演しているだけに、息はピッタリ。加瀬は「まさか僕が司会をやることになるとは。本日は…あの、受賞者の皆さまおめでとうございました。たどたどしくてすみません」と話し、会場の笑いを誘っていた。
【第51回ブルーリボン賞受賞者】
作品賞:『クライマーズ・ハイ』(原田眞人監督)
監督賞:是枝裕和監督『歩いても 歩いても』
主演男優賞:本木雅弘『おくりびと』
主演女優賞:木村多江『ぐるりのこと。』
助演男優賞:堺雅人『クライマーズ・ハイ』『アフタースクール』
助演女優賞:樹木希林『歩いても 歩いても』
新人賞:吉高由里子『蛇にピアス』、リリー・フランキー『ぐるりのこと。』
外国作品賞:『ダークナイト』
特別賞:故市川崑監督、故緒形拳さん
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